謎解き宇宙論 

これまでの「うちゅうのおはなし」では,宇宙の始まりやその果て,
ブラックホールの内部や次元など,どちらかというと
「誰もがすぐに思いつく疑問」をテーマにお話してきました。

そうした疑問はとても大きく,未だ解決されていなかったり,
解決されていたとしてもそれを理解するには前提となることが
多過ぎたりすることがよくあります。

この「謎解き宇宙論」では,もう少しゆっくり宇宙論を楽しむために,
そうした前提となる知識の一つずつを一回ごとのテーマとして取り上げ,
お話ししていきます。少しだけ数式もお見せしながら,
「なぜそんなことがわかったのか」という謎を解いていく講座です。

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●日時
2014.10.11 (土)
16:30-18:00

●参加費
2000円

●お申し込み
コチラ

●場所
「記憶の蔵」
文京区千駄木5-17-3
千代田線千駄木駅 徒歩8分

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第一回目のテーマは「距離を測る」です。
宇宙論も他の科学と同様,観測すること,
つまり「測る」ことが研究の出発点となります。

例えば,暗く,か細い光を放つ天体があったとして,
果たしてそれは遠いから暗く見えるのでしょうか。
近いけれどあまり光っていないだけなのでしょうか。
それとも単に小さいだけなのでしょうか。
そもそも光が強いとは,明るいとはどういうことなのでしょうか。

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他にも,この太陽系が属する天の川銀河の大きさや,
他の銀河までの距離はどうやって求めるのでしょうか。
また,私たちに一番身近な天体はこの地球ですが,
地球の大きさは紀元前250年頃にはわかっていたと言われています。
そればかりか,月や太陽までの距離もわかっていました。

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実は現代においても,天体までの距離を測ることは宇宙の研究にとって
非常に重要かつ最も基本的なことです。
宇宙の年齢や,宇宙がどうやって膨張しているかといったことも
距離の計測と密接に関わっているのですが,それらはどうやって測られているのでしょう。

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そんな,「言われてみると確かに…?」という謎を取り上げることで,誰しも思いつく素朴な疑問がどうやって科学の対象になっていくのか,そして謎がどうやって解かれていくのかをご紹介したいと思います。「うちゅうのおはなし」と同じく,数学や物理の知識は前提としませんので,お気軽にお越し頂ければ幸いです。

 

 

●講師
小林晋平

1974年長野県生まれ。

国立群馬工業高等専門学校 一般教科(自然科学)准教授。
専門は理論物理学,特に相対論・宇宙論および量子重力。

1994年 京都大学理学部入学,1999年 卒業。
2004年 京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。
博士(人間・環境学)取得。

その後,東京大学大学院理学系研究科附属ビッグバン宇宙国際研究センター研究員,日本学術振興会海外特別研究員(カナダ・ウォータールー大学およびペリメーター理論物理学研究所にて研究)を経て,現職。

超弦理論を用い,宇宙創成の瞬間に何があったのかを「納得する」ために研究を続ける傍ら,次世代の教育のあり方についても模索している。現在まで5年連続して学生から「群馬高専ベストティーチャー」に選出。

平成23年度群馬高専教育貢献賞受賞,平成25年度群馬高専外部連携貢献賞受賞。平成25年度全国高等専門学校機構教員顕彰(一般部門)の候補に群馬高専代表として選出。

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撮影:Noriko Honjo

写真/画像
©Jeriff Cheng
©NASA
©NASA
©Khaydock

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