うちゅうのおはなし Φ 第2話

宇宙は古の昔から私達人間の興味を惹きつけてきました。人は星の並びに星座を見、そこに美しい神話の世界を創造しました。宇宙の魅力は現代でも全く衰えることがなく、ブラックホールや宇宙の始まり、そして時間とは何か、空間とは何かといった究極の問題まで、私達に提示し続けています。
「うちゅうのおはなし」では、そんな宇宙の謎や、それに迫る科学の姿をわかりやすくお話しします。数学や物理の知識は必要ありませんので、お子様から大人の方までお楽しみいただける講座です。皆さんも、ロマン溢れる宇宙の世界に思いを馳せてみませんか。

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日時:2014.8.24(金) 14:00-15:30
参加費:2000円
お申し込み:コチラ

場所:「記憶の蔵」 
文京区千駄木5-17-3
千代田線千駄木駅 徒歩8分

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ブラックホールは相対性理論からその存在が予言された天体で,
様々な観測によって,その実在も確実視されています。
おそらくほとんどの方が「ブラックホールは何でも吸い込んでしまう
穴のようなもので,中に入ると光でも脱出できない」と
聞いたことがあるのではないでしょうか。

しかしよく考えてみると不思議なことに気が付きます。
ブラックホールは太陽のように自らの光で輝いているわけでは
ありません。では地球や火星のように,他の星の光で照らされて
いるのかというと,それもあり得ません。なぜならブラックホールは
全ての光を吸い込んでしまい,何も反射しないからです。
ならばどうやって,ブラックホールを観測するのでしょう。

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今回のうちゅうのおはなし・Φでは,その「見えない天体」を
観測する方法や,光がブラックホールから出てこられないのは
なぜなのかを難しい数式は用いずにわかり易く説明します。
さらに,10次元のブラックホールなど,超弦理論とブラックホールの
関係についてもご紹介したいと思います。
謎の天体・ブラックホールの不思議をお楽しみ下さい。

(昨年の「うちゅうのおはなし」のアンコール講座です。
以前の内容に,小学生向けの講座で人気だった内容や,
放送大学・群馬高専などの講座でご好評を頂いた内容を加え,
再編成してお届けします。)

講師:小林晋平

1974年長野県生まれ。

国立群馬工業高等専門学校 一般教科(自然科学)准教授。
専門は理論物理学,特に相対論・宇宙論および量子重力。

1994年 京都大学理学部入学,1999年 卒業。
2004年 京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。
博士(人間・環境学)取得。

その後,東京大学大学院理学系研究科附属ビッグバン宇宙国際研究センター研究員,日本学術振興会海外特別研究員(カナダ・ウォータールー大学およびペリメーター理論物理学研究所にて研究)を経て,現職。

超弦理論を用い,宇宙創成の瞬間に何があったのかを「納得する」ために研究を続ける傍ら,次世代の教育のあり方についても模索している。現在まで5年連続して学生から「群馬高専ベストティーチャー」に選出。

平成23年度群馬高専教育貢献賞受賞,平成25年度群馬高専外部連携貢献賞受賞。平成25年度全国高等専門学校機構教員顕彰(一般部門)の候補に群馬高専代表として選出。

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撮影:Noriko Honjo

大人のための数学講座 in 東京

これまで名古屋や京都で定期的に開催されきた、森田講師の「大人のための数学講座」ですが、今年からNOTH主催で、大阪でスタート。今月ですでに5回の講座が開催されました。そんな大人気の講座が、ついに東京でも開講!!

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今回のテーマは、
森田氏が敬愛する数学者・岡潔の生涯と思想について。
3時間かけてたっぷりと解説をしていただきます。

岡潔はなぜ、30代半ばから世間との交渉を断って故郷の山中、数学に耽ったのか。「数学の中心にあるのは情緒」、「計算も論理もない数学をしたい」などの、謎めいた発言の背景には、どのような思想があったのか。岡潔の生涯をたどりながら、数学における「計算と情緒」について、熱く語っていただきます。

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今回は特別に、森田氏の講座初参加という方に向けた丁寧なレクチャーになります。これまで森田氏の講座に参加されたことがない方は、ぜひこの機会にご参加ください。もちろん、すでに森田氏の講座に何回も参加されているという方も大歓迎です。

みなさまのご参加をお待ちしています。

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日時:2014.8.30(土)10:00-13:00
参加費:4000円
お申し込み:コチラ

場所:記憶の蔵

文京区千駄木5-17-3
千代田線千駄木駅 徒歩8分

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講師;森田真生

1985年、東京都生まれ。東京大学理学部数学科を卒業後、独立。現在は京都に拠点を構え、在野で研究活動を続ける傍ら、全国各地で「数学の演奏会」や「大人のための数学講座」など、ライブ活動を行っている。「数学と情緒」(『考える人』2013年夏号)、「数学する身体」(『新潮』2013年9月号)、「計算と情緒」(同 2014年1月号)など、数学に関する評論のほか、『週刊朝日』にてコラムも連載中。

 

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物理十話(とは)?第1話 アンコール

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物理とは何でしょう。

それは、この世界の真理に触れんとする
学問のようでもあり、この世界の美しさを
描きださんとする芸術のようでもあります。
またそれは、頭をつかって物事を考えていく
思索のようでもあり、身体をつかって
物事に触れていく行為のようでもあります。

いずれにせよ物理学においていちばん大切なことは、
その眼差しの作法にこそあります。
私たちが棲まうこの世界、その豊かな表情に
覚醒していくこと、そのための学問であり、
芸術であり、思索であり、行為です。

本講座では、物理をめぐる十話を通じて
「物理とは」を問い掛けることで、
みなさまと眼差しを重ね、「物理学の風景」を
共有していきたいと思っています。
一話一話は独立したテーマを扱っており、
それぞれが単独で楽しめるようになっております。

日時:2014.8.1(金)18:30-20:30
参加費:3500円
お申し込み:コチラ
 
場所:「記憶の蔵」 文京区千駄木5-17-3
JR西日暮里駅 徒歩13分
千代田線千駄木駅 徒歩8分

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第一話では「数学と身体」についてお話しします。

物理学という営みが「数学」を通じてこの世界に触れていく営みであることは、みなさんご存知だと思います。
そうして物理学者というと、机の前にすわって一日中
「計算」をしているイメージが湧くかたも、多いのではないでしょうか。
そのとき、数学や計算という言葉にともなったある種の冷やかさもあいまって、物理学に「頭による理解」はあるけれども、「身体による実感」はないのではないかとお思いになられるかたも多いと思います。しかしこれは、大きな誤解であるといえます。

私たち人類と悠久の時間をともにして構築されてきた数学のなかには、知らず知らずのうちに私たちの「身体性」がうつり込んでいます。ひとつの計算をするとき、思わず浮かび上がってくる身体的なイメージがそこには存在していて、物理学者が、望遠鏡でも望くことができないほど大きな宇宙の世界や、顕微鏡でも顕わすことができないほど小さな素粒子の世界など、私たちの身体スケールからは遠くへだたっていて、決して触れることのできない世界のことを、それでもまるで、それをこの眼でみてきたかのように語ることができる背景には、こうした数学と計算のなかへと織り込まれた身体感覚があります。

今回は、計算というのが単なる頭のなかの「思索」ではなく、身体感覚をともなう「行為」なのだということを体感していただければと思っています。−1に−1を掛けると1になるのはどうしてかという初歩的なところからお話しますので、数学が苦手なかたもご安心していらしてください。

 

 

講師:江本伸悟

1985年山口県生まれ。
2004年東京大学理科1類入学。
2008年東京大学工学部卒業。

2011年東京大学大学院にて科学修士取得、先端エネルギー工学優秀賞受賞。

現在、博士課程にて非線形科学の研究を営む。
教育に関して大人が子供に与えることのできる1番のプレゼントは、大人自身が学問を楽しみ、溌剌とした学びの姿勢を見せてあげることだという想いから、この世界を新しい視点から眺めるための「文化としての科学」について東京近辺にて適宜講演している。

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画像:
Circles in the Circle(1923), Vasily Kandinsky
Colourful Ensemble(1938), Vasily Kandinsky

ひとのこころとからだ 第2回アンコール

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沢山の反響をいただいております「ひとのこころとからだ」
第2回アンコールを開催いたします。稲葉講師のまろやかな語り口で、分かりやすく、深いお話を聞いていると、その場自体がひとつの治癒になっていくことに、感動をおぼえます。

第2回テーマは植物意識と動物意識のあわいとしての「わたし」
わたしたちが、ひとつの命として、どのようなプロセスのなかで、生まれ出て、そして生きているのか、たっぷりと語っていただきます。

今回の会場は、大正建築の蔵を利用した「記憶の蔵」です。
いつもと少し違う時のなかで、お楽しみください。

 

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日時:2014.7.30(日) 19:00-21:00

参加費:2500円
(当日、会場でお支払いくださいませ)

お申し込み:コチラ

(定員に達したため、締め切らせていただきました。
沢山のお申し込みありがとうございました。)

場所:「記憶の蔵」 文京区千駄木5-17-3
JR西日暮里駅 徒歩13分
千代田線千駄木駅 徒歩8分

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第2回 植物意識と動物意識のあわいとしての「わたし」

「にんげん」は永遠なる「いのち」の流れの中で創造される芸術作品です。「いのち」が海から陸へとエイヤ!と飛び出した時、様々な場所で大革命が起こりました。

どんな「にんげん」も、ひとつの受精卵細胞(単細胞生物)から、約100000000000000個の生命体(多細胞生物)へと変化する奇跡的なプロセスを経ています。

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初期の受精卵では、動物極と植物極という二つの極へ引き裂かれますが、
その後の発生の過程では、「くだ」としての植物性臓器を覆うように動物性臓器がかぶさります。
こうして、宇宙と共振する植物性臓器はミクロコスモスとして人体の中に秘かに閉じ込められるわけです。
そのことで、「にんげん」は自然と調和的な植物性意識と、反自然的な動物性意識のあわいの存在となりました。

 

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胎児は羊水という海の中から、この世への誕生により陸へと上陸します。
胎児は母体の十月十日で「いのち」が海から陸へと進化した歴史を繰り返すと、三木成夫先生はおっしゃいました。

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今回の講座では、そんな植物意識と動物意識の葛藤に悩む「にんげん」を、受精卵の発生と「いのち」の進化の歴史を重ね合わせながらご紹介します。

その上で、宇宙に浮かぶ地球という星に生まれた「にんげん」は、どういうお役目があるかを共に考察しましょう。

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・本講座概要

日々医療の現場で働いていると、生や死や老いや病、人間や自然や魂や生命に関して考えざるを得ません。実際の医療現場では答えが用意されているわけではないので何が正解なのかは分かりません。ただ、その瞬間その瞬間でベストと思われる選択肢を選びながら、共同作業のようにケアやキュアは行われていきます。いづれにせよ、人間とはなんとも不可解で矛盾に満ち満ちた愛すべき存在だとも思います。そこに可能性があります。

「わたし」とは果たしてなんでしょうか。なぜ生や死があり、人間はなぜこの世に生まれて死んでいくのでしょうか。死とはなんでしょうか。死んだら人間はどこにいくのでしょうか・・・・。

自分にもさっぱり分かりませんが、日々の医療現場で膨大な事例に巻き込まれながら、臨床現場を素直に観察しつつ、様々な文献とあわせて考察を深めていくと、色々な発見や驚きがあります。現場から学んだ知見は単なる知識で完結するのではなく、実際に応用できることが多いものです。医療の臨床現場で得た「にんげん」全般に関する知見を対話しながら共有することは、自分にとっての学びでもあります。

病や死は、他者だけではなく自分も含めて誰にでも平等に訪れます。そういう状況に遭遇した時に、ふとこの講座の内容をふと思い出し、別の見方もできるようになればうれしいです。また、聞き手の方が各自で研究や考察を深めて頂き、別の機会で自分にも教えて頂けるとうれしいです。

本講座では、人間の「謎」に注目しながら、「あたま」、「こころ」、「からだ」、「病い」、「生や死」・・・それぞれの接点や重なりを考察し、人間や生命に対する深い理解に至れるよう努めます。

自分は、人間の可能性や治癒の力を信じています。可能性にはプラスもマイナスもありますが、それもすべて含めて人間の可能性を信じながら医療現場で働いています。この世界の多様性と個別性を両立させながら、誰もが自分らしく自立して楽しく生きることができる社会をみなさんと創造していきたいと考えています。よろしくお願いします。

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講師:稲葉俊郎

 

1979年 熊本生まれ。
1997年 熊本高校卒業。
2004年 東京大学医学部医学科卒業。
その後、相澤病院、心臓血管研究所などで臨床経験を積む。
2014年 東京大学医学系研究科内科学大学院博士課程卒業(医学博士)。
現在、東京大学医学部付属病院に循環器内科医として勤務。

心臓を内科的に治療するカテーテル治療や心不全が専門。往診による在宅医療も週に一度行い、心臓以外の病気も全て診ている。あらゆる代替医療や各種ヒーリングも満遍なく勉強している。登山やクライミングが趣味である。東京大学医学部山岳部の監督、涸沢診療所所長(夏季限定の山岳診療所)も兼任し、夏には山岳医療も行っている。

科学、伝統医療、心理学、精神医学、芸術、民俗学、宗教、農業、精神世界・・・など、現代医療に色々なものを自由自在に結び付けつけていくことを日々考えている。

尊敬する人物は岡本太郎、横尾忠則、手塚治虫、河合隼雄、井筒俊彦、村上春樹、寺田寅彦、武満徹、美輪明宏、葛飾北斎、バックミンスター・フラー、ジョンレノン、老子、荘子、ブッダなど多数。

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