大人のための数学講座 in 大阪 Vol.4(実践編)

今年スタートした「大人のための数学講座in大阪」は、先月早くも三回目を迎えました。これまで、「数学的思考の身体性」、「岡潔の生涯と思想」、「チューリングの数学と生涯」というテーマで、それぞれ数学を軸とする大きなストーリーを森田さんには語っていただきました。今回は、そんないつもの数学講座とは少し趣向を変え、「実践編」と銘打って、さらに話題を絞って掘り下げたワンポイントレクチャーをしていただくことになりました。

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日時:2014.7.27(日) 13:00-17:00
参加費:5000円
お申し込み:コチラ

場所:0塾-わじゅく-
大阪府池田市菅原町9-10
(阪急電車宝塚線「池田」駅より徒歩5分)

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今回のテーマは「カントールの対角線論法」

19世紀末に活躍をした数学者カントールは、この「対角線論法」を使って、最終的には「無限には無限の種類がある」ということを証明したといいます。無限は「とてつもなく大きい」というだけではなく、無限にもいろいろあるというのです。

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なんだかとても難しそうな話ですが、その証明のアイディアはとてもシンプル。丁寧に説明すれば、中学生にでも理解できるような発想だと言います。

今回は森田さんに、そんな「カントールの対角線論法」を、懇切丁寧に、解説していただきます。ゼロからじっくり解説していただきますので、予備知識は必要ありません。普段の数学講座よりも少しだけ深く数学世界の中にわけいって、証明を「わかる」喜びを感じてみませんか?ぜひお気軽に、足をお運びください。

みなさまのご参加をお待ちしております!!

講師:森田真生

1985年、東京都生まれ。東京大学理学部数学科を卒業後、独立。現在は京都に拠点を構え、在野で研究活動を続ける傍ら、全国各地で「数学の演奏会」や「大人のための数学講座」など、ライブ活動を行っている。「数学と情緒」(『考える人』2013年夏号)、「数学する身体」(『新潮』2013年9月号)、「計算と情緒」(同 2014年1月号)など、数学に関する評論のほか、『週刊朝日』にてコラムも連載中。

http://choreographlife.jp

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大人のための数学講座 in大阪 Vol.3

これまで名古屋や京都で定期的に開催されきた、森田講師の「大人のための数学講座」ですが、今年からNOTH主催で、大阪でスタートしました。三回目となる今回は、チューリング生誕102周年前夜祭!!会場は、昨秋 NOTHはじめての大阪の講座(うちゅうのおはなし・音語り)でもお世話になりましたO塾 -わじゅく様です。情緒あふれる古民家で、森田講師のどのようなお話が広がるでしょうか。お聞き逃しなく!

 

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日時:2014.6.22(日) 14:00-17:00

場所:0塾-わじゅく-
大阪府池田市菅原町9-10
(阪急電車宝塚線「池田」駅より徒歩5分)

参加費:4000円

お申し込み:コチラ

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チューリング生誕102周年前夜祭!!

世界で最初のデジタルコンピュータが誕生する十年以上前に、その数学的な理論を完成させたイギリスの数学者アラン・チューリング。「計算」という概念に新たな光を与え、数学の風景を一変させた、20世紀最大の数学者の一人です。彼のドラマの満ちた生涯は、今年、ベネディクト・カンバー バッチ主演の映画(『The Imitation Game』)とし、日本にも12月に上陸予定です。

 

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そんなチューリングのドラマに満ちた生涯と、知的スリルにあふれるアイディアの数々を、今回は森田氏が3時間かけてたっぷり語ります。もちろん、今回も数学の予備知識は一切不要。森田氏が、懇切丁寧に説明をしてくださいますので、はじめての方もどうぞ安心してご参加してください。

ところで、アラン・チューリングの誕生日は1912年6月23日。
そして、今回の数学講座の開催日はなんと6月22日!
みなさん、チューリング生誕102周年前夜祭を、盛大に祝いましょう!!

 

講師;森田真生

1985年、東京都生まれ。東京大学理学部数学科を卒業後、独立。現在は京都に拠点を構え、在野で研究活動を続ける傍ら、全国各地で「数学の演奏会」や「大人のための数学講座」など、ライブ活動を行っている。「数学と情緒」(『考える人』2013年夏号)、「数学する身体」(『新潮』2013年9月号)、「計算と情緒」(同 2014年1月号)など、数学に関する評論のほか、『週刊朝日』にてコラムも連載中。

 

moritasan profile

 

写真:Jon Callas from San Jose, USA – Alan Turing

物理十話(ぶつりとは?)

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物理とは何でしょう。

それは、この世界の真理に触れんとする
学問のようでもあり、この世界の美しさを
描きださんとする芸術のようでもあります。
またそれは、頭をつかって物事を考えていく
思索のようでもあり、身体をつかって
物事に触れていく行為のようでもあります。

いずれにせよ物理学においていちばん大切なことは、
その眼差しの作法にこそあります。
私たちが棲まうこの世界、その豊かな表情に
覚醒していくこと、そのための学問であり、
芸術であり、思索であり、行為です。

本講座では、物理をめぐる十話を通じて
「物理とは」を問い掛けることで、
みなさまと眼差しを重ね、「物理学の風景」を
共有していきたいと思っています。
一話一話は独立したテーマを扱っており、
それぞれが単独で楽しめるようになっております。

第一話 数学と身体 

日時:2014.6.14(土)14:00-16:00

場所:都内某所
(お申し込みいただいた方に、詳細お知らせいたします)

参加費:3500円
(当日、会場でお支払いくださいませ)

お申し込み:コチラ
(満員御礼につき、受付は終了いたしました)

※講座後には、演習タイムも予定。
(時間60〜90分、参加費1000円程、当日受付)

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第一話では「数学と身体」についてお話しします。

物理学という営みが「数学」を通じてこの世界に触れていく営みであることは、みなさんご存知だと思います。
そうして物理学者というと、机の前にすわって一日中
「計算」をしているイメージが湧くかたも、多いのではないでしょうか。
そのとき、数学や計算という言葉にともなったある種の冷やかさもあいまって、物理学に「頭による理解」はあるけれども、「身体による実感」はないのではないかとお思いになられるかたも多いと思います。しかしこれは、大きな誤解であるといえます。

私たち人類と悠久の時間をともにして構築されてきた数学のなかには、知らず知らずのうちに私たちの「身体性」がうつり込んでいます。ひとつの計算をするとき、思わず浮かび上がってくる身体的なイメージがそこには存在していて、物理学者が、望遠鏡でも望くことができないほど大きな宇宙の世界や、顕微鏡でも顕わすことができないほど小さな素粒子の世界など、私たちの身体スケールからは遠くへだたっていて、決して触れることのできない世界のことを、それでもまるで、それをこの眼でみてきたかのように語ることができる背景には、こうした数学と計算のなかへと織り込まれた身体感覚があります。

今回は、計算というのが単なる頭のなかの「思索」ではなく、身体感覚をともなう「行為」なのだということを体感していただければと思っています。−1に−1を掛けると1になるのはどうしてかという初歩的なところからお話しますので、数学が苦手なかたもご安心していらしてください。

※講座後には、講座内容をより深く実感したいかたのための演習タイムも企画したいと思っております。
みんなでわいわいと計算をたのしめる時間にしたいと思っておりますので、お時間ございますかたは是非ご参加ください。

(時間60〜90分、参加費1000円程、当日受付)

 

 

講師:江本伸悟

1985年山口県生まれ。
2004年東京大学理科1類入学。
2008年東京大学工学部卒業。

2011年東京大学大学院にて科学修士取得、先端エネルギー工学優秀賞受賞。

現在、博士課程にて非線形科学の研究を営む。
教育に関して大人が子供に与えることのできる1番のプレゼントは、大人自身が学問を楽しみ、溌剌とした学びの姿勢を見せてあげることだという想いから、この世界を新しい視点から眺めるための「文化としての科学」について東京近辺にて適宜講演している。

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画像:
Circles in the Circle(1923), Vasily Kandinsky
Colourful Ensemble(1938), Vasily Kandinsky