音語り×花語り Vol.2 新春連花編

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音語りとは?

音だけではなく、お話をまじえながら、
より深くより近くより楽しく味わっていただく「音語り」

師走に開催した新コラボ企画「音語り×花語り
たくさんのご好評をいただき、第二弾を計画いたしました。

【日時】
2017.1.29 (日)13:00 (-15:00)乳幼児可 / 15:30(-17:30)
1.30(月)19:00(-21:00)

※各3回とも同じ内容です。
※1.29(日)13:00の回のみ、乳幼児も可。
※お花の仕込みがある為、前日夜までのお申し込みで、締め切らせていただきます。

【場所】
市田邸
東京都台東区上野桜木1-6-2


※暖房はありますが、古い日本家屋特有の寒さですので、
防寒具をたっぷりお持ち下さいませ。
※和室ですが、椅子のご用意もございます。

【参加費】
大人   4500円
大学生  3000円
小中高生 2000円
乳幼児 無料(1/29 13:00の回のみ参加可能)

※お花代含む。お花はお持ち帰りいただけます♪
※鋏、花器などはこちらでご用意いたします!

【お申し込み】
1/29 日 13:00 (乳幼児可)コチラ
1/29 日 15:30  コチラ
1/30 月 19:00    コチラ

【お問い合わせ】
コチラより

【曲目】
宮城道雄 / かぞえ歌変奏曲
宮城道雄 / 春の海
日本古謡 / さくらさくら
ヴィヴァルディ/ 「四季」より抜粋

※曲目は都合により変更する場合がございます。

 

【講座内容】

師走に開催した新コラボ企画「音語り×花語り」
たくさんのご好評をいただいたので、第二弾を計画いたしました。

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今回は、連歌ならぬ、連花。
「おひとり、ひと花」を皆で連ねてひとつのお花をつくります。

前回は、「お花を生けること、ふれることで、
静かに自分のこころと向き合うことができた。
新しい風が吹いたようだった」というご感想もいただきました。

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室町時代に確立したといわれる華道ですが、花はもともと、宴や儀礼の時に、あちこちに浮遊する八百万の神を呼ぶアンテナ(まれびとが影向する依代)として立てられていました。ときに歌にあわせて生けられこともあり、音が語り音を通して見る世界を、花を立てることで呼び寄せて花とともに語る世界にひたる。見えないものを堪能することで、その力を取り入れるのは、先人たちの知恵でした。

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奥平講師の石草流では、日本古来の風習をふまえ、野山にあるが如く自然を写す作風が特徴となります。法則や花型をきめて、そのなかに花をあてはめていけることはせず、花や枝のもっている美しさに、教えられていけます。花の美しさは、人それぞれ違います。自分が何にひかれるか、自分の琴線を探るという自分との対話と、それをいかす素材との対話を大事にしながら、今回は「おひとり、ひと花ずつ」順にいけていきます。

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ヴァイオリン演奏に加え、新春らしく、お箏も入ります♪
お箏という楽器の構造や魅力、歴史などのお話とともに、
独奏もたっぷりとお楽しみいただきます。

音楽も花も、時間の芸術。立ち上がる世界に想い馳せることで、心が動いたり潤ったりすることを楽しむことができます。「演奏する人・聞く人」「活ける人・見る人」と分けることなく、音と花を通して、あらゆる角度から人の心の彩りや面白さを再発見し、みなさまとひとつの場を作り上げていけたらと思います。

築百年を超える市田邸は、江戸から明治に続く寺町・お屋敷町の風情を現代に伝えています。今は貴重となった縁側は子どもも大好き。素晴らしい空間とともにお楽しみください。
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日々育児に奮闘されるパパさんママさんたちにも、お子さんと一緒に生の演奏を身近に楽しんでいただけますように。

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お申し込み、心よりお待ちしております。

 

【講師】

奥平清祥(花語り・いけ花)

石草流(せきそうりゅう) いけ花 家元後継
http://sekiso-ikebana/tokyo
東京都生まれ。慶応義塾大学総合政策学部卒。
幼少より慣れ親しんだいけばなの道に進み、ホテルオークラ東京、アマン東京、サニーヒルズ東京などの館内装花を担当。
大学卒業後、NECでの新聞製作デジタル化の基礎設計、博報堂生活総合研究所でのフリープランナーを経て、LVMHグループでハイエンド・マーケティングの戦略立案に関わる。日本農業経営大学校で非常勤講師を勤め、食と農と文化を軸に生活者の心理と需要を探るため多面的多層的なマーケティングと営業支援を教授。
ホテルオークラを飾るために立ち上げられた石草流いけばなでは、国内外のお客様やVIPをおもてなしする精神とかたちを学び、家元である母の助手と新人の育成にあたる。
和洋混合のスタイルとリズムになった現代の生活やビジネスに、自然やアートでいかに潤いと彩りを取り入れられるかを研究・提案。分野を横断連携して、日本文化の継承と次世代への訴求を図る活動・ネットワーク形成に努めている。

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本郷 幸子 (音語り・ヴァイオリン)

東京藝術大学、ドイツ国立トロッシンゲン音楽大学を卒業。ドイツヘッセン州立ヴィースバーデン歌劇場オーケストラにて、3年半研鑽を積む。これまでに札幌 Pacific Music Festital(PMF)、ドイツ シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭、フランスナント市 ラ・フォル・ジュルネ音楽祭などに招聘され演奏。2010年夏に、ドイツより帰国。現在は上野学園大学非常勤講師として後進の指導にあたりながら、横浜シンフォニエッタなどのアンサンブルをはじめ、幅広く活動している。寺子屋 NOTH.JPでは、広く一般に音楽を深めていただく場として、講座「音語り」を開催。

http://sachiolin.wix.com/sachikohongo3
http://sachikohongo.wordpress.com
Twitter:@sachikohongo

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北川 綾乃(お箏)

富山県出身
幼少より生田流箏曲、地歌三絃を北川雅楽敏に師事
東京藝術大学卒業
東京邦楽コンクール3位
全国高校生邦楽コンクール2位
(一社)富山県芸術文化協会奨励賞受賞
2015年 文化創造センターヘリオスにてリサイタル開催
2015年 舞・振付・演出森山開次、作曲・音楽監修笠松泰洋「YUMEJI」に箏で参加
2015年 音楽朗読劇「白鷹の山」に箏で参加

現在、生田流正派師範(雅楽乃)
森の会会員
伝統芸能国際化協会在籍
東京藝術大学音楽研究科修士課程邦楽専攻2年在籍

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地図および市田邸の写真 ©たいとう歴史都市研究会
(掲載許可いただいています)

音語り 〜ヴィオラ奏者 村上淳一郎さんをお迎えして〜

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音語りとは?

日本、そしてイタリアで勉強され、現在はドイツの
ケルン放送響で首席として大活躍されている村上さんをお迎えいたします。

今回の講座を開催するにあたり、どんな会にするか村上講師とゆっくりとお話しました。そのなかで、ただ演奏をして聞いていただくのではなく、音楽を通して、対話を通して、なにか皆で一緒に考える機会になったらという話になりました。村上講師から出たテーマは、ずばりこの二つ!

「音楽を通して僕らの生き方を考える」

「ヨーロッパを見て、僕ら日本人の生き方を考える」

演奏の合間に、公開レッスンや、質問タイムも設けます。まるで古代ギリシャ時代のように、音とことばの対話から豊かな広がりが生まれる予感がします。(あくまでそこで自然に生まれるものを大切にしますので、無理に発言をしていただくようなことはありませんので、ご安心ください。。)

 

村上さんののびやかであたたかな音色、魅力、そして音楽の素晴らしさをいろいろな角度からご紹介し、楽しいひとときをみなさまと過ごせましたら幸いです。

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【日時】
2016.8.20 土 15:00~(18:00ころ終演予定)

【場所】
Studio Andantino 第3スタジオ(1階)
東京都北区田端 5-1-12 Villa Andantino
http://studio-andantino.com/access.html

【お申し込み】

コチラより

 

【参加費】
3000円 / 学生 2000円

 

【プログラム】

モーツァルト / ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲 第1番 KV.423 G-Dur
フォーレ / 夢のあとに
サンサーンス / 白鳥

《トーク & 公開レッスン》

********休憩**********
バッハ / 無伴奏チェロソナタより(編曲版)
モーツァルト / ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲 第2番 KV.424 B-Dur


※曲目は都合により変更になる場合がございます

【出演】

村上淳一郎(ヴィオラ)

‘77年生まれ。桐朋学園大学卒業。ヴィオラを店村眞積、室内楽を山崎伸子、ゴールドベルク山根美代子、原田幸一郎、の各氏に師事。サイトウキネンフェスティヴァル、宮崎音楽祭、木曽音楽祭、大垣音楽祭、倉敷音楽祭、湯布院音楽祭、小布施音楽祭、等に出演。東京シティフィルハーモニー、大阪フィルハーモニー、仙台フィルハーモニー、等で客演首席奏者を務める。2004より文化庁新進芸術家海外派遣員としてイタリア、フィレンツェに留学。ケルビーニ音楽院でヴィオラをアウグスト,ヴィスマーラ氏に師事。
大垣音楽祭最優秀新人賞、東京室内楽コンクール第1位、
2005年、トリエステ国際コンクール第1位(イタリア,トリエステ) 当時のイタリア大統領チャンピ氏より金メダルを授与される他、イタリア全土、ヨーロッパ各地で計60回のコンサートを提供される。
2008年、ヴィットリオ,グイ国際コンクール第1位(イタリア,フィレンツェ)、
現在、ドイツのケルン放送交響楽団ソロヴィオリスト。ゲヴァントハウス管弦楽団、バイエルン放送交響楽団、バンベルク交響楽団、等でゲスト首席奏者として出演している他、ソリスト、室内楽奏者として、ヨーロッパ各地で活動。在独。

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後藤俊太郎(ヴィオラ)

4歳からヴァイオリンを、15歳からヴィオラを始める。第11回千葉県管弦打楽器コンペティション弦楽器ソロの部最優秀賞。2015、16年ジャン=ジャック・バレー室内楽公開レッスン受講。現在上野学園大学演奏家コースヴィオラ専門4年次在籍。ヴィオラを今井信子、須藤三千代、恵谷真紀子各氏に師事。室内楽を原田禎夫、曽根麻矢子、荒川洋、松崎裕、田中美千子各氏に師事。

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本郷 幸子 (ヴァイオリン)

東京藝術大学、ドイツ国立トロッシンゲン音楽大学を卒業。ドイツヘッセン州立ヴィースバーデン歌劇場オーケストラにて、3年半研鑽を積む。これまでに札幌 Pacific Music Festital(PMF)、ドイツ シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭、フランスナント市 ラ・フォル・ジュルネ音楽祭などに招聘され演奏。2010年夏に、ドイツより帰国。現在は上野学園大学非常勤講師として後進の指導にあたりながら、横浜シンフォニエッタなどのアンサンブルをはじめ、幅広く活動している。寺子屋 NOTH.JPでは、広く一般に音楽を深めていただく場として、講座「音語り」を開催。

http://sachiolin.wix.com/sachikohongo3
http://sachikohongo.wordpress.com

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音語り with Kids

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日時:
2016.4.9(土)10:30~(11:30頃)

場所:
桜縁荘
東京都台東区上野桜木1-12-8
http://oenso.jp/?page_id=41
JR 日暮里駅・南口より徒歩10分
JR 上野駅・公園口より徒歩12分
東京メトロ千代田線・根津駅1番出口より徒歩10分
※言問通り沿いのお豆腐屋さん「藤屋」の裏、大きな桜の木が目印です。

参加費:
大人2000円
高校生、大学生1000円
小学生、中学生500円
未就学児 無料☆

お申し込み

http://noth.jp/lecture/oto/10/

お問い合わせ

 

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内容:
生の音と語りをお楽しみいただける「音語り」
どちらかというと大人向けの講座「音語り」ですが、
今回から、小さなお子様も一緒に楽しめる「音語り with Kids」が始まります。
「子育てを始めてからなかなかコンサートに行けなくなってしまった…」
「子どもも一緒に、生のヴァイオリンの音、本格的な生演奏を聞いてみたい!」
などなど様々なお声にお応えします。もちろん、大人の方だけも大歓迎!
「音語り for Kids」ではないので、子ども向けのコンサートというよりは、
大人も子どもも楽しめるものになると思います。

会場となる桜縁荘は、百年の古民家。昔懐かしい縁側、そしてお庭もあり、
ほっこりとあたたかな気持ちになる空間です。マックロクロスケもいるかも?!
すくすく育つ子どもたちのキラキラした瞳と共に、
しばしあわただしい日常を忘れ、ほっと一息、
音楽と人が豊かにやさしく交わる時間をお届けできますように。

ヴァイオリン二重奏、そして、音語り初登場の「お箏」!
西洋の音楽も、お箏でアレンジして共演してみます。
さてさてどんな響きになるでしょうか。
演奏の合間には、いつも通り、楽器のお話や曲の解説も。
最後は、みんなで歌を歌えたらと思っています。乞うご期待!

★小さなお子様もいらっしゃいますので、出入りなども含め
少しザワザワするかと思います。予めご了承下さいませ。

★正午前には終演予定です。もしお時間のある方は、
お弁当などをご持参いただき、みんなでお昼ご飯タイムを過ごせたら幸いです。

曲目:
ルクレール:2台のヴァイオリンのためのソナタ op3-2
ボッケリーニ:メヌエット
宮城道雄:手事
宮城道雄:春の海
日本古謡:さくらさくら

※プログラムは都合により変更になる場合がございます。

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©Noriko Honjo

 

出演:

本郷幸子(ヴァイオリンと語り)

東京藝術大学、ドイツ国立トロッシンゲン音楽大学を卒業。ドイツヘッセン州立ヴィースバーデン歌劇場オーケストラにて、3年半研鑽を積む。これまでに札幌 Pacific Music Festital(PMF)、ドイツ シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭、フランスナント市 ラ・フォル・ジュルネ音楽祭などに参加。2010年夏、ドイツより帰国。現在は、上野学園大学ヴァイオリン科非常勤講師として後進の指導をしながら、横浜シンフォニエッタ、クァルテット・オチェーアノなどのアンサンブルを始め、幅広く演奏活動をしている。寺子屋NOTH.JPでは、広く一般に音楽を深めていただく場として、講座「音語り」を開催。

http://sachiolin.wix.com/sachikohongo3

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廣海 史帆(ヴァイオリン)

東京藝術大学を経て、同大学院を修了。第22回古楽コンクール〈山梨〉最高位、併せて栃木・蔵の街音楽祭賞を受賞。2007、08年、パリ・シャンゼリゼ管弦楽団より奨学金を受け、サント・ヨーロッパ音楽アカデミーに参加。NHK-FM「名曲リサイタル」、旧奏楽堂デビューコンサート等に出演。また、バッハ・コレギウム・ジャパン、オーケストラ・リベラ・クラシカ、レ・ボレアード、横浜シンフォニエッタ等の公演・録音に多数参加している

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北川 綾乃(お箏)

富山県出身
幼少より生田流箏曲、地歌三絃を北川雅楽敏に師事
東京藝術大学卒業
東京邦楽コンクール3位
全国高校生邦楽コンクール2位
(一社)富山県芸術文化協会奨励賞受賞
2015年 文化創造センターヘリオスにてリサイタル開催
2015年 舞・振付・演出森山開次、作曲・音楽監修笠松泰洋「YUMEJI」に箏で参加
2015年 音楽朗読劇「白鷹の山」に箏で参加

現在、生田流正派師範(雅楽乃)
森の会会員
伝統芸能国際化協会在籍
東京藝術大学音楽研究科修士課程邦楽専攻2年在籍

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カルテットのリハーサル

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8/23,27の本番に向けて、連日、カルテットの合わせ。
いろいろな資料を見比べながら、少しずつリハーサルが進みます。

博士のようなお二人がいるので、いろいろとても心強いです。
(左が、ヴィオラの伴野さん。右が、チェロの懸田さん。)

 

皆で楽譜と睨めっこして、一体、何を検証しているかというと、
アーティキュレーションや、強弱記号の位置などなど…。

アーティキュレーションとは、音の形やつながりに
強弱や表情をつけていくことで、演奏する上で、表現そのものに
関わるので、大変重要になってきます。

たとえば、どこまでスラーがつながっているのか?で、
弦楽器でいうと、具体的に弓の技術(ボウイング)
どこまで弓をつなげるかに関わってきます。

 

例を見てみましょう。
今回演奏するモーツァルトの第4楽章の
ファーストヴァイオリンのメロディー。

こちらは通常よく演奏されるベーレンライター版の楽譜。
「ラーファーレ」の「ラ」と「ファ」の部分がはっきりと分かれています。
(分かれているので、弓は、そこで返すことになります)

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さてこちらは、モーツァルトの時代の初版譜と言われているもの。

あれれ???これは、「ラーファーレ」とどうやらつながっているのでは?!

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おかしいな・・・・ということになり、さらにさらに、
図書館で入手したモーツァルトの自筆譜(!)を
もはや、「何でも鑑定団」のような形相で楽譜を見つめます。

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おぉぉ・・・・・・これは・・・ビミョーーーー(@@)
いや、これはつながっているかも・・・ね?!
うん、これはつながっているよ。そーだそーだ!
と、満場一致の可決となりました。
晴れてボウイング(アップとダウン)を楽譜に書き込めます。
(楽譜上つながっていても、弓の都合などで敢えて切ることもあります。
最終的には、各々の奏者の判断で決めていきます。)

 

………と、こんな細かいことの積み重ね。
(この日も11時から21時までかかりました)

もちろん、楽譜の検証を終えた鑑定団は、それを踏まえて、
実際にどのように演奏に深みを増していくことができるか、
音に出して模索していきます。ものすごく、時間がかかりますし、マニアック!
でも、この作業がどうしても必要ですし、なかなかどうして楽しいのです。
(楽しくなかったらやっていられない(笑))

 

今回は、自筆譜、初版譜、出版譜と3種類を見比べました。
現在では、出版されている楽譜にも、沢山の種類があり、
どれを選ぶかも、個人の判断と経験に委ねられます。
(モーツァルトですと、ベーレンライター版がよく選ばれます。
オンラインで楽譜を閲覧できるという便利な時代!)

 

 

はてさて。

疲れ果てた我々を最後に待っていたのは、トモノシェフお手製のカレー♥️
生姜と大蒜と玉ねぎをすりおろし、ホールトマトと煮込む。
とても夏らしくて、野菜たっぷりの美味しいカレーでした。
さすがトモノハカセ。「昨日の残り物だけど・・・」と、
さつまいもの煮物と、山形の「だし」をお豆腐に乗せて。
わーい。いただきまーす!
音へのこだわりは、味へのこだわりにも表れています。

 

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同じ釜の飯を食うという言葉がありますが、
こうして長い時間を共にすることは、
人間同士のコミニュケーションの場であり、
音と言葉で、沢山の会話をすることになります。

カルテットは、濃厚なアンサンブルの形態であり、
リハーサルも、特にとても濃厚で、密度の高いものが必要になります。
手間ひまがかかるのなんの。音程ひとつとってみても、とても大変。
特に今回は、モーツァルトの時代のピッチ、430Hz。
(現代は、日本だと、442Hzが主流。)
半音低いと415Hzなのですが、その間の430Hz。
ビミョーな音程感で、なかなかタイヘン。。。

 

今回は、オリジナル楽器、ガット弦で、ピッチも430Hz。
可能な限り、当時のスタイルに近づけてみました。
(こうなったら、衣装も、カツラをかぶるべきか?!)

 

どんな響き、どんな質感で、お届けできるでしょうか。
素晴らしいメンバーに恵まれて、演奏できることを
とても幸せに感じています。

沢山のご来場をお待ちしております!
お申し込みは、コチラ!!!!!

 

(文責:ほんごう)

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©Noriko Honjo

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

音語り ガット弦による弦楽四重奏の夕べ

ガット弦による弦楽四重奏の夕べ
〜モーツァルト、シューマン

 

これまでの音語りでは、ヴァイオリン2本、ヴァイオリンとヴィオラ、ヴァイオリンとチェロなど、二重奏のアンサンブルがほとんどでしたが、今回は、弦楽四重奏をお楽しみいただきます。

お話つき演奏会「音語り
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日時:
2015.8.23(日)19:00~21:00
2015.8.27(木)19:00~21:00
※各日、同じ内容です

場所:
Studio Andantino  第3スタジオ(1階)
東京都北区田端 5-1-12 Villa Andantino
JR「田端」駅 北口 徒歩3分

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参加費:
3500円(学生 2500円)

お申し込み:
8.23 コチラ
8.27 コチラ

お問い合わせ:コチラ

演奏曲目:
モーツァルト / 弦楽四重奏曲 第14番 ト長調 K387
シューマン / 弦楽四重奏曲 第3番 イ長調 Op.41-3

 

 

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ヴァイオリン2本、ヴィオラ、チェロで構成される
弦楽四重奏は、ソプラノ、アルト、テノール、バスと、
音域的にも余すところなく重厚な響きを実現し、
アンサンブルとして、小さいながらも、大変充実した形と言えます。
この編成が拡大し、コントラバスが加われば、弦楽合奏が、
そして、管楽器群、打楽器群が入るとオーケストラが誕生します。

古代ギリシャに、土・空気・火・水が、
四大元素であるという考えがありましたが、
オーケストラという巨大なファミリーの元素が、
4つの弦楽器からなると考えてみると、
そのアンサンブルから生まれるものの
面白さや、多様性が見えてくるようです。

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ゲーテが「弦楽四重奏を聞いていると、まるで4人の
頭脳明晰な人が歓談しているのを聞いているような気がする」と
言っていたように、各声部が独立していながら、響きの上でもより均質で
濃密なアンサンブルは、親しい人たちの豊かな談話のようでもあります。

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その弦楽四重奏というジャンルが、通奏低音の時代から、
どのように解放され、生まれたのか。
その歴史に少しふれながら、講座は始まります。

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さて、音語りで今回もとりあげる天才モーツァルトは、
同じく大作曲家であるハイドンを大変敬愛していました。
弦楽四重奏のスタイルの礎を築いたハイドンは、
「弦楽四重奏の父」とも呼ばれますが、そのハイドンの
手法から多くを学び、誕生したのが、6曲からなる
弦楽四重奏曲「ハイドン・セット」です。

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速筆であるモーツァルトが、2年あまりをかけて
作曲したその曲集は、「長く困難な苦労の果実」との
言葉とともに、ハイドンに捧げられ、
今でも、大変な傑作として世界中で親しまれています。

今回とりあげるのは、その曲集の1番目の曲。
とても爽やかな春風のような美しい、その曲を、
少しだけ、声部ごとや、テーマを抜き出して演奏して、
どんな風に楽曲が構成されているかをお話します。

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前半にモーツァルトを堪能していただいてから、
後半は、今回はじめてとりあげる、シューマンの登場です。

幼い頃から、文学や音楽に親しんでいたシューマンは、
作曲のみならず、音楽評論家としても、活動しました。
ある期間、あるジャンルを集中して作曲する特徴があり、
激しい反対を押し切って結ばれたクララとの結婚のあとには、
「詩人の恋」などの名作が生まれた「歌曲の年」(1840年)。
その翌年1841年は、「交響曲の年」
そして、その翌年1842年は、ピアノ五重奏を始め、
多くの室内楽曲が作曲されました。

シューマンには、3曲の弦楽四重奏曲がありますが、
そのどれもが、やはりこの年に書かれています。
今回とりあげるのは、第3番。

後に、精神に異常を来たし、ライン川に入水自殺を図った
シューマンの心の翳りは、それほど見受けられないものの、
ドイツロマン派の薫り漂う、繊細で、大変美しい曲となっています。

あまり演奏されることのないこの曲を、
これまたあまり試されることのない
ガット弦での弦楽四重奏の響きでご堪能ください。
そこには、きっと、古い映画を観るときのような
独特の手触りと風景が広がると思います。

乞うご期待。

出演:
Quartetto Oceano
東京芸術大学で同時期に学び、横浜シンフォニエッタのメンバーとしての公演、またその他多くの演奏会で共に演奏している仲間で、2015年8月に結成。バロック時代から近現代まで幅広い時代の作品をレパートリーとするメンバーだが、中でもオリジナル楽器による演奏に興味を持って取り組んでいる。作品が作曲された当時の音色や世界感を再現、追体験することを試みるために、古典派の作品はもちろんのこと、ロマン派以降の弦楽四重奏作品もガット弦で演奏することを目指している。果てしない大洋のように、時に激しく時におだやかに、音を通して大いなるものとつながっていけるようなアンサンブルをと想いを込めてQuartetto Oceanoと命名した。

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廣海 史帆(ひろみ しほ Violin)
東京藝術大学を経て、同大学院を修了。第22回古楽コンクール〈山梨〉最高位、併せて栃木・蔵の街音楽祭賞を受賞。2007、08年、パリ・シャンゼリゼ管弦楽団より奨学金を受け、サント・ヨーロッパ音楽アカデミーに参加。NHK-FM「名曲リサイタル」、旧奏楽堂デビューコンサート等に出演。また、バッハ・コレギウム・ジャパン、オーケストラ・リベラ・クラシカ、レ・ボレアード、横浜シンフォニエッタ等の公演・録音に多数参加している。

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本郷 幸子(ほんごう さちこ Violin)
東京藝術大学、ドイツ国立トロッシンゲン音楽大学を卒業。ドイツヘッセン州立ヴィースバーデン歌劇場オーケストラにて、3年半研鑽を積む。これまでに札幌 Pacific Music Festital(PMF)、ドイツ シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭、フランスナント市 ラ・フォル・ジュルネ音楽祭などに参加。現在は、上野学園大学ヴァイオリン科非常勤講師として後進の指導をしながら、横浜シンフォニエッタなどのアンサンブルを始め、幅広く演奏活動をしている。NOTH.JPでは、講座「音語り」を開催し、好評を博している。

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©Noriko Honjo

伴野 剛(ともの ごう Viola)
東京藝術大学卒。これまでにヴィオラを菅沼準二、店村眞積、ヴァイオリンを井崎郁子、バロックヴァイオリンを若松夏美の各氏に師事。東京藝術大学管弦楽研究部首席奏者、NHK交響楽団契約団員を経て、現在は横浜シンフォニエッタ、チパンゴ・コンソート、菖蒲弦楽三重奏団のメンバーとしての活動の他、オーケストラ客演首席奏者、室内楽奏者として活動している。ラ・フォル・ジュルネ(フランス・ナント市)、アルジェリア国際交響楽音楽祭など各地の音楽祭に招聘され、菖蒲弦楽三重奏団のCD「日本弦楽三重奏曲の世界II」は平成24年度文化庁芸術祭参加作品に選ばれた。

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©Ryusei Kojima

 

懸田 貴嗣(かけた たかし Violoncello)
東京芸術大学大学院修了後、ミラノ市立音楽院に学ぶ。チェロをガエタノ・ナジッロ、鈴木秀美の各氏に師事。伊ボンポルティ国際古楽コンクールで第1位受賞。ラ・ヴェネシアーナ、リクレアツィオン・ダルカディアのメンバーとして、国内・欧州各地の主要な音楽祭での演奏や録音活動を行っている。エンリコ・オノフリ、ロベルタ・マメリ等著名な演奏家との共演も数多い。CD「ランゼッティ/チェロ・ソナタ集」が文化庁芸術祭優秀賞を受賞。

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ゆかいな音語り

毎回好評をいただいている音語り。
いつもはじっくりと学んで深める講座ですが、
今回は初めて、お子さまも楽しんでいただける回を設けました☆
もちろん、今まで通り、大人の方も十分楽しんでいただける内容です。
沢山のご来場をお待ちしております!

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日時:
2015.6.7(日)
17:50-19:40

第一部 17:50〜18:30
【わくわくワークショップ】
音を聴いて動物を当ててみよう
指揮をしてみよう!
リズムに合わせてたたいてみよう!
(お家から、何か音の出るものをもってきてください♪)

サン=サーンス / 動物の謝肉祭より
モーツァルト / トルコ行進曲

第二部 18:40〜19:40
【どきどきコンサート】
どんな作曲家なのか?どんな特徴がある曲なのか?
話を聞いて深めながら、色々な音楽に静かに耳を澄ませる時間です。

バッハ / 無伴奏ヴァイオリンソナタ第1番より
グノー=バッハ / アヴェマリア
モーツァルト / ロンド
シューマン / トロイメライ
モンティ / チャールダッシュ
ストラヴィンスキー / イタリア組曲より

場所:
文京区不忍通り ふれあい館 ホール
東京都文京区根津2-20-7
千代田線「根津」駅より徒歩2分

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お申し込み:コチラ

参加費:
小学生以上 1000円(当日 1500円)
未就学児  無料

 

第一部

●わくわくワークショップ

フランスの作曲家 サン=サーンスは、3歳のときには作曲を始めたという逸話の残る神童でした。音楽だけではなく、様々な分野に興味を持った少年の、茶目っ気といたずら顔が垣間見えるような組曲「動物の謝肉祭」。当初(サン=サーンス51歳)、プライベートな夜会での演奏を目的として作曲されたこの曲は、風刺的な表現も多いからか、亡くなるまで、一般公開することを禁じていました。

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そんな秘密の曲も、今では多くの人々に親しまれています。全部で14曲からなる組曲ですが、今回はそのなかからいくつか抜粋してお届けします。また今回は特別に、サン=サーンス以外にも、ロシアの作曲家 リムスキー=コルサコフ、そして、ハンガリーの作曲家 バルトークの残した小品も、動物あてクイズのなかに紛れこんでいます。どんな動物か当てられるでしょうか。一緒にカラダも動かして、音楽を楽しみましょう。

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第一部後半は、モーツァルト。まさに大天才と呼ぶにふさわしいオーストリアの大作曲家モーツァルトは、36歳という短い人生のなかで、ピアノ曲、室内楽曲、交響曲、オペラ・・・さまざまな分野で珠玉の名曲を残しました。

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今回とりあげるのは「トルコ行進曲」。16〜18世紀にかけて、当時強大国であったオスマントルコ帝国への恐れと憧れから、トルコ趣味というものが西ヨーロッパで広がりました。アラビアンナイトやトルコ珈琲などとともに、その軍楽隊のリズムに刺激され作曲されたのが、トルコ行進曲です。

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メフテルと呼ばれるこのリズムを、ヴァイオリン二重奏に乗せて、みんなで叩いてみましょう。手拍子でももちろんいいですが、お家から、何か音の出るものを持ってきて、にぎやかに合奏しましょう!

 

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第二部

どきどきコンサート

第一部と打って変わって、ゆったりと音楽を楽しむコンサートは、ドイツの大作曲家バッハから始まります。ヴァイオリンから紡ぎ出される音の世界は、たったひとつの楽器でも、とても豊かです。

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バッハの平均律クラヴィアー曲集の前奏曲を伴奏に、ラテン語の聖句「アヴェ・マリア」をつけたグノーの作品。その精緻なバッハの世界と、グノーの美しいメロディーのアンサンブルをヴァイオリン2本とピアノでお楽しみください。

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その他には、モーツァルトの軽やかでチャーミングな「ロンド」、耳慣れた名曲「トロイメライ」でしっとりと。華やかで技巧的、風のようにスピーディーに進む「チャールダッシュ」。最後は、ストラヴィンスキーのおもちゃ箱をひっくり返したような楽しい「イタリア組曲」などなど。

楽しいお話と演奏をたっぷり味わっていただきます!

乞うご期待!

 

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出演:

本郷幸子(ヴァイオリン、語り)
東京都出身。東京藝術大学、ドイツ国立トロッシンゲン音楽大学卒業。ヴィースバーデン歌劇場オーケストラにて研鑽を積む。これまでに札幌 Pacific Music Festital(PMF)、ドイツ シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭、フランスナント市 ラ・フォル・ジュルネ音楽祭などに参加。2010年に帰国。上野学園大学非常勤講師、横浜シンフォニエッタメンバー。NOTH.JPでは講座「音語り」を開催し、好評を博している。

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堀越瑞生(ヴァイオリン)
山梨県出身。第4回fuga国際音楽コンクール学生部門プリミエ賞、弦楽器部門、準スープリーム賞。第15回大阪国際音楽コンクール入選。2014年下野竜也指揮、上野学園大学主催『協奏曲演奏会』にソリストとして出演。緒方恵、矢部達哉、本郷幸子の各氏に師事。現在上野学園大学演奏家コース3年在学中
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徳重智子(ピアノ)
兵庫県出身。東京藝術大学作曲科卒、同大学院修了後、文化庁派遣研修員としてパリ国立高等音楽院で研鑽を積む。帰国後、音楽大学で教鞭をとるかたわら、編曲、作曲活動をする。NHK教育テレビ 「子どもコンサート」に伴奏ピアニストとして出演。五歳女児の母親。

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音語り

音楽は予備知識がなくても楽しめてしまうのが魅力でもあり、素晴らしさでもありますが、この講座では、文字通り「音と語り」で、その世界をより深めて味わっていただけたらと思います。間近で聞く生の音色は一味も二味も違います!どうぞお楽しみください。

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音楽は音の織物。

その完成品を味わうだけでなく、その糸がどう紡がれたのかを紐解いて、共に学び、発見し、深める場をつくれたらと思い、音語りを始めました。「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに」という井上ひさしさんの言葉を胸に。音楽の世界への新しい扉が開かれ、より親しみを持っていただけたら幸いです。

※この講座は、演奏だけではなく、毎回違うテーマに沿って様々なお話を入れながら進みますので、通常の演奏会とは異なります。

 

 

 

 

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日時:
2014.9.7   (日)  15:00-17:00
2014.9.21 (日)  15:00-17:00
2014.9.24 (水)  19:00-21:00
※各日、同じ内容です

参加費:3500円

お申し込み:

9.7(日) コチラ
9.21(日)コチラ
9.24(水)コチラ

場所:Studio Trianon
〒113-0034 文京区湯島2-14-3
(最寄駅:JR御茶ノ水、湯島駅、末広町駅、本郷三丁目)

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演奏曲目:

J.S.バッハ / 二声のインベンションより(抜粋)
J.S.バッハ / 無伴奏チェロ組曲第1番より(抜粋)
J.S.バッハ / 無伴奏ヴァイオリン組曲パルティータ第3番より(抜粋)
ロンベルク / ヴァイオリンとチェロのためのモーツァルトの3つのテーマ第1番
ラヴェル / ヴァイオリンとチェロのためのソナタ(抜粋)
ロッラ / 2つのヴァイオリンとチェロのための二重奏曲 第1番
モーツァルト / ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲ト長調K.423 (編曲版)

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これまで、ヴァイオリン二重奏や、ヴァイオリンとヴィオラの
アンサンブルなどをお届けしてまいりましたが、
今回の「音語り」は、もうひと回り大きい楽器、チェロの登場です!
アンサンブルの要であるチェロは、
音楽のまさに土台となり、下から音楽を支え、
また、美しく甘いメロディーも奏でます。

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ヴァイオリンの華やかさや憂いを、見守りながら、
絶妙にエスコートし歌い上げるチェロの豊かな音色。
その役割も性質も、ヴァイオリンとは異なり、
その関係性は、まるで男女のようでもあります。

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今回の音語りでは、バッハの作品で各楽器のソロからスタートし、
様々な曲を通し、その二つの音色がどのように重なり、遊び、
語らうのかを、楽しんでいただけたらと思います。

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ドイツの作曲家バッハの数学的な端正な世界、
イタリアの作曲家ロッラの情熱的なオペラの世界、
フランスの作曲家ラヴェルの魔法のような世界…
たった二本の楽器でも、溢れ出る音の世界は
広く豊かで、どれもとても魅力的です。

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また、チェロの設計と演奏にいくつかの革新を
もたらしたことで知られるロンベルクもとりあげ、
チェロという楽器の可能性がどのように広げられたか、
西洋音楽の大きな流れのなかで、チェロという楽器が、
どのような役割を担ってきたのかを、語っていただきます。

後半は、前回の音語りで取り上げました、モーツァルトの
ヴァイオリンとヴィオラの二重奏(編曲版)をお届けいたします。

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モーツァルトは希有の天才で、あらゆるジャンルで数々の名曲を残しましたが、モーツァルト自身が最も書きたかったものはオペラだと言えるのではないでしょうか。例えば、チャイコフスキーを知るなら、バレエをオススメするのと似ていて、モーツァルトを知るならば、オペラ!そこには、美しい世界だけではなく、人間の欲望やだまし合い、冗談や悲しみなど、様々なドラマが描かれています。シェイクスピアの「マクベス」の冒頭に、”Fair is foul, and foul is fair” (きれいはきたない、きたないはきれい)という台詞がありますが、モーツァルトの描いている世界にも、美しさと汚さ、善と悪、ほんとうとうそなど、様々な感情と矛盾が絶妙に同居しています。

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そんな訳で、モーツァルトの音楽を演奏していると、人間のドラマや語りを感じることが多いのですが、今回とりあげるヴァイオリンとヴィオラの二重奏も、本当に二人の人間が会話をしているようで、活き活きとした表情に満ちています。うんうんと熱心に相手の話を聞いているかと思ったら、突然「ところで!」と話題を変更したり、おべっかを言ってみたり、少しそっけなかったり。そんな面白さを、楽譜を少し紹介しながら、楽しんでいただけたらと思います。

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本郷幸子(ヴァイオリン)

東京藝術大学、ドイツ国立トロッシンゲン音楽大学を卒業。ドイツヘッセン州立ヴィースバーデン歌劇場オーケストラにて、3年半研鑽を積む。これまでに札幌 Pacific Music Festital(PMF)、ドイツ シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭、フランスナント市 ラ・フォル・ジュルネ音楽祭などに参加。現在は、上野学園大学ヴァイオリン科非常勤講師として後進の指導をしながら、指揮者の山田和樹率いる横浜シンフォニエッタなどのアンサンブルを始め、幅広く演奏活動をしている。4スタンス身体理論を廣戸聡一氏に師事。NOTH.JPでは、講座「音語り」を開催し、好評を博している。

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懸田 貴嗣(チェロ)

東京芸術大学大学院修了後、ミラノ市立音楽院に学ぶ。チェロをガエタノ・ナジッロ、鈴木秀美の各氏に師事。伊ボンポルティ国際古楽コンクールで第1位受賞。ラ・ヴェネシアーナ、リクレアツィオン・ダルカディアのメンバーとして、国内・欧州各地の主要な音楽祭での演奏や録音活動を行っている。エンリコ・オノフリ、ロベルタ・マメリ等著名な演奏家との共演も数多い。CD「ランゼッティ/チェロ・ソナタ集」が文化庁芸術祭優秀賞を受賞。

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