大人のための数学講座 in 大阪「計算と無常」

現在、『数学する身体』に続く新潮社からの第二作の執筆に没頭している森田さん。今回の「大人のための数学講座」では、執筆中の著書でまとめつつある内容についてお話いただく予定です。

ユークリッドやデカルト、リーマンやフレーゲら、様々な数学者たちの思考と人生を辿りながら「計算」という概念の形成を追ってきた森田さんの『新潮』での連載を読まれた方も、そうでない方も。「計算」という営為の形成とともに、そこからこぼれ落ちてきたものは何かを問い続ける森田さんに、今回は「計算と無常」と題して、たっぷり三時間お話いただきます。

これまでの「大人のための数学講座」同様、予備知識などは特に必要ありません。初めての方もぜひお気軽にご参加ください。
ぜひお楽しみに!!

●日時
2019年9月22日(日)
14:00-17:00

●会場
O塾 -わ塾-
大阪府池田市菅原町9-10
(阪急電車宝塚線「池田」駅より徒歩5分)

●参加費
5000円

●お申し込み
http://noth.jp/lecture/otona2/21/

●講師
森田真生
1985年、東京都生まれ。独立研究者。東京大学理学部数学科を卒業後、独立。現在は京都に拠点を構え、在野で研究活動を続ける傍ら、全国各地で「数学の演奏会」や「大人のための数学講座」など、ライブ活動を行っている。また、デビュー作となる『数学する身体』は新潮社から2015年10月に刊行。

大人のための数学講座 『数学の贈り物』刊行記念 in 大阪

森田さんがミシマ社のウェブ雑誌「みんなのミシマガジン」に季節ごとに五年間連載してこられた『数学の贈り物』が、この3月後半にミシマ社より一冊の本となって発売予定です。

今回はその刊行を記念して、〇塾(わじゅく)で「大人のための数学講座」を開催します。

森田さんが数学から広がる野を進んでいく中で見た風景を、季節の贈り物として読者の方へ届けてこられたこのエッセイ。

これまでの道程と、今、森田さんが見据えている風景を、皆さんといっしょに味わえればと思います。

これまでの「大人のための数学講座」同様、予備知識などは特に必要ありません。

初めての方もぜひお気軽にご参加ください。
(当日会場では発売されたばかりの本もご用意いたします)
◆日時

2019年3月23日(土)
14:00-17:00

◆会場

O塾 -わ塾-

大阪府池田市菅原町9-10
(阪急電車宝塚線「池田」駅より徒歩5分)

◆参加費
5000円

◆お申し込み

コチラ

◆講師
森田真生

1985年、東京都生まれ。独立研究者。東京大学理学部数学科を卒業後、独立。現在は京都に拠点を構え、在野で研究活動を続ける傍ら、全国各地で「数学の演奏会」や「大人のための数学講座」など、ライブ活動を行っている。また、デビュー作となる『数学する身体』は新潮社から2015年10月に刊行。

「松葉舎」の出張講座 in 京都

松葉舎」というユニークな私塾を立ち上げ、
学問分野の垣根を超えて心(Mind)と生命(Life)についての
思索と探究を続けている江本伸悟さん

11/23(金)京都 瑞泉寺にて出張講座です!
お申し込みはコチラ
http://noth.jp/event/shoyosha/

●江本伸悟(えもとしんご)

学者。東京大学大学院にて渦の物理を研究して博士号(科学)を取得。現在は在野にて、生命と心の普遍性、科学と芸術の身体性について、探求を続けている。独りでは想えない不思議を想い、感じられない美しさを感じるための場所として、私塾・松葉舎を主宰。

学部時代は生命と認知の科学を学んでいた。こうした問題を、生物学ではなく物理学の観点から研究する分野があること、当時の自分には想像だにできなかった角度からこの世界に触れていく方法があることを知って感銘を受ける。物理学の瞳をつうじて生命の渦巻く風景を探求していきたいと、大学院からは研究分野をかえて物理の世界に飛びこむ。博士号を取得して在野に出てからは、科学に限らず、哲学、歴史、芸術や芸能など、様々な方向から生命と心の探求に取り組んでいる。2017年より正式開塾した松葉舎では、生徒それぞれが自分の学問の中心となる主題を見つけ、その探求と発表を重ねている。社会学、ファッション、ゲーム、日本文化、お能、野口体操、結び、ダンスなど、分野を横断する議論が交わされている。

他にもNOTH主催の連続講座「自然を描く筆としての数学」「物理十話」、能楽師・安田登氏の寺子屋「渦と古事記」「自然の心、自然の意識」、落語家・立川吉笑氏の「吉笑ゼミ。」、独立研究者・森田真生氏の「大人のための数学講座」など、各方面への出張講師としても活躍中。ファッション塾「ここのがっこう」にも特別講師として関わっている。修士論文では先端エネルギー工学優秀賞、博士論文の一部を発表した日本物理学会では学生優秀発表賞(領域2)を受賞。

●松葉舎

https://www.shingoemoto.com/school/

“ 身体に宿る知性、環境に広がる心、意識の起源、Life as it could be。あるいは相対性理論や量子論、不完全性定理に不確定性原理。学問の世界には、人生をまっすぐに生きているだけでは夢想だにできない問いや考えが、ごろごろと転がっている。

解剖学者の養老孟司さんが、何かを学ぶということは死ぬということですからね、と述べていたけれど、それは本当のことだ。こうした非自明な思考、力強い問掛けへと触れて戦慄を覚えたとき、それまでの自分に形を与えていた常識はぐらつき、かつて存在していた自分は、そこからいなくなってしまう。それはいっぺん死んで、新しい自分の姿を生き直すという経験に他ならない。

学びの場所とはまず何よりも、このような自分独りでは夢想だにできない思想、それが故に、ともすれば一度もそれに触れることのないまま人生を往きかねない思想へと、ふと出会える場所でなくてはならない。

それにしても、こうした夢想だにできないはずの世界、たとえば相対性理論の世界をはじめに夢想し得たのは、一体誰だったのだろうか。ときどきふと、そんなことを考える。もちろんそれは、誰もが知っているように、かのアインシュタインによって生みだされたものに違いない。しかもアインシュタインは、研究資金を大学に頼ることもなく、特許庁へのお勤めと家庭教師の収入とで賄っていたというのだから、まさに相対性理論は、アインシュタインの独創による賜物であったと、一先ずは言えるだろう。

しかし本当のことを言うと、それはアインシュタインただ独りの精神によって生み落とされたものではなかったのかもしれない。アインシュタインは、彼のもとに集った家庭教師の生徒達とともに、ポアンカレやマッハなど当時最高の知性をもった学者らの書物を輪読するオリンピア・アカデミーを開催していた。そうして、そこでの読書や談議を通じてこそ彼らは、それまでの身に纏っていた常識をひとつひとつ脱ぎ捨てて、相対性理論という新しい常識の衣を織り上げていくことができたのである。オリンピア・アカデミーは、ただ先生から生徒へと知識が受けわたされる教育の場所ではなく、そこで先生と生徒とが一緒になって、新しい常識、新しい世界、そうして新しい自分を立ち上げていく、まさに学問の現場として存在していたのだ。

アインシュタインの頭脳をめぐる孤立した情報の流れではなく、アインシュタインと生徒達、彼らの頭骨を突きぬけて行き交う融通無碍な流れのうちにこそ、相対性理論は渦を巻いて現れた。そもそも学問というものは、孤独な精神のうちにではなく、一人一人の精神を超えて広がる大きな心の場所においてこそ、その実を豊かに育んでゆくものなのだろう。不思議を想う心ひとつとってみても、それは人から人へとこともなげに伝染していく。そして遂には、ひとりひとりの精神を包みこんで広がる、ひとつの大きな不思議の心となる。こうした大きな心に支えられてこそ私たちは、自分独りでは想えない不思議を想い、感じられない美しさを感じ、考えられない物事を考えることができるのである。

この度開校する私塾・松葉舎が、こうした大きな心の立ち上がる場所となることを願う。”

(松葉舎 「開講の挨拶」より)

数学の演奏会 in Smartnews

全国各地で人気を博している
森田さんの「演奏会」を
今年もSmartNewsにて開催します。

「音楽を演奏するように数学を届けたい」
という森田さんの情熱溢れるトークライブは、
当日になるまで
どんなお話が飛び出すかわかりません。
古今東西の数学者の思想から人生模様まで、
数々の「数学する身体」が織りなす
思考のドラマを、
今回も思う存分お楽しみください。

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音語り 〜リュート奏者 坂本龍右さんをお迎えして〜


音語りとは?


【日時】
2017.10.5 (木)
昼の部 13:40開場 14:00開演(乳幼児可)
夜の部 18:30開場 19:00開演

※両回とも同じ内容です。
※昼の部のみ、赤ちゃん連れもウェルカム♪

【場所】
市田邸
東京都台東区上野桜木1-6-2

JR 日暮里駅、鶯谷駅、上野駅
千代田線 根津駅、千駄木駅より
約15分

※和室ですが、椅子のご用意もございます。

【参加費】
大人   3500円
大学生  2500円
小中高生 2000円
乳幼児 無料(昼の部のみ)

【お申し込み】
昼の部 14:00(乳幼児可)はコチラ
夜の部 19:00はコチラ


【講座内容】

リュート

日本の琵琶などとも共通のルーツを持つとも考えられているこの楽器は、かつてヨーロッパにおいて最も愛された楽器でした。特に15世紀の後半から17世紀前半にかけては、ヨーロッパ各地で名手が次々と輩出し、独奏楽器・伴奏楽器としてリュートのためのおびただしい音楽が生み出されました。


リュートはまた、一般の音楽愛好家のための楽器として、音楽の初心者のための手習いの楽器としても、広く人気を博しました。

そのリュートが全盛を極めていた16世紀末頃のイタリアで、テオルボが誕生しました。


テオルボの誕生は、当時の人々が求めた新しい音楽に、リュートを適応させようとした結果でもありました。これはまさに、ルネサンス音楽からバロック音楽へという、時代の大きな流れとパラレルになっています。

今回の「音語り」では、そのリュートとテオルボを身近に見て、聞き比べられる、またとない機会です。


リュートでは、科学者ガレリオ・ガリレイの父ヴィンチェンツォが残した作品や、シェイクスピアの劇音楽として音楽を、またテオルボでは、その調弦の特性を存分に生かしたカスタルディや、ドゥ・ヴィゼーの作品などをお聞きいただきます。また17世紀は独奏楽器としてのテオルボの全盛期ですが、これはまたヴァイオリン音楽の黎明期とも重なっています。この時代の極めて質の高いヴァイオリン音楽は、しばしばテオルボによって伴奏されました。今回はヴァイオリンとのデュオの形で、伴奏楽器としてのテオルボもお楽しみいただけます。

【演奏曲目】
◆ガリレイ:サルタレッロ
◆シェイクスピアの劇音楽より
◆チーマ:2声のソナタ
◆カスタルディ:タステッジョ・ソアーヴェ
◆「ディヴィジョン・ヴァイオリン」より
◆ドゥ・ヴィゼー:アルマンド、シャコンヌ
◆べデッカー:ヴァイオリン・ソナタ

※曲目は都合により変更になる場合がございます


【出演】

坂本 龍右(リュート / テオルボ)

奈良県出身。東京大学文学部(美学芸術学専攻)を卒業後、バーゼル・スコラ・カントルムに留学し、リュートをはじめとする撥弦楽器をホプキンソン・スミス氏に師事、2011年に優秀賞付きで修士課程を修了。並行して、ルネサンス期のヴィオラ・ダ・ガンバをランダル・クック氏、通奏低音理論をイェスパー・クリステンセン氏、声楽をアルムート・ハイパリン氏、記譜法理論をヴェロニク・ダニエルズ氏にそれぞれ師事する。同校に新設されたルネサンス音楽科に進み、アン・スミス氏にルネサンス音楽理論を、クロフォード・ヤング氏にプレクトラム・リュートを師事し、2013年に修了。同年ラクィラ(イタリア)で行われた国際古楽コンクールにて第1位ならびに聴衆賞、2017年国際ビーバー古楽コンクールにてアンサンプル部門最高位。多彩なアンサンブルに所属し、ヨーロッパ各国の古楽祭に出演するほか、フランス・ドイツ・イギリス・オーストリアの各リュート協会よりソリストとして招聘を受けている。録音も自身のソロCD「Travels with my Lute」「Polyphony & Diminution」を含め、数多い。

公式サイト:http://ryosukesakamoto.com/

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本郷幸子(ヴァイオリン)

東京藝術大学、ドイツ国立トロッシンゲン音楽大学を卒業。ドイツヘッセン州立ヴィースバーデン歌劇場オーケストラにて、3年半勤務。これまでに札幌 Pacific Music FestitalPMF)、ドイツ シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭、フランスナント市 ラ・フォル・ジュルネ音楽祭などに招聘され演奏。2010年帰国。上野学園大学ヴァイオリン科非常勤講師、横浜シンフォニエッタ シーズンメンバー。寺子屋 NOTH.JPでは、広く一般に、音楽を楽しみ深めていただく場として、講座「音語り」を開催。4スタンス身体理論を廣戸聡一氏に師事。Reashトレーナー(コーチ級)
https://sachikohongo.wordpress.com/

 

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©noriko honjo

 

絵本『アリになった数学者』刊行記念「数学の演奏会」

2015年の秋に刊行された森田さんの処女作『数学する身体』に続き、今年の夏に、森田さん作の絵本が刊行されることになりました。この度は、そんな森田さん初の絵本の出版を記念して、NOTH主催の「数学の演奏会」を養源寺さんにて開催します!

●日時
2017.8.5(土)
14:00-16:00(休憩時間を含む)

●会場
臨済宗妙心寺派 白華山 養源寺
東京都文京区千駄木5-38-3

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松葉舎公開サロン vol.1

NOTH講師の江本伸悟さんが今年より 私塾・松葉舎を開塾されましたが、この度、松葉舎の公開サロンをNOTHの主催にて開催することになりました。

科学、数学、哲学。芸術、芸能、武術。建築、ダンス、ファッション。さまざまな分野で活躍されている先生をお招きして、その一流の感性に触れさせていただくことを目的とした松葉舎のサロン。記念すべき第1回公開サロンのゲストには、独立研究者の森田真生さんにお出ましいただきます。松葉舎に興味がある方はもちろん、森田さんのトークを楽しみにされている方や、江本さんのレクチャーを体験したいという方も、是非お越しください。

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音語り オト語り×モノ語り

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毎回違ったテーマで、生の演奏とお話をお楽しみいただく
「音語り」ですが、今回は、初の試み、他の講座との
コラボレーション企画です!

題して「オト語り×モノ語り」

前半は、NOTHで講座「物理十話」を開いている物理学者の
江本講師に語っていただき、後半は音楽のお話と演奏をします。

・日時
2016.4.29 (祝)11:00-13:00
2016.5.1(日) 18:30-20:30

※両日同じ内容です

・場所
Studio Andantino
東京都北区田端 5-1-12 Villa Andantino
http://studio-andantino.com/access.html
第1スタジオ(2階大ルーム)(4/29)
第3スタジオ(1階)(5/1)

・講座費
3500円(学生2000円)

・曲目
メンデルスゾーン / 春の歌
ベートーヴェン / ヴァイオリンソナタ第5番「春」

・お申し込み

コチラ 4/29

http://noth.jp/lecture/oto/12/

コチラ 5/1

http://noth.jp/lecture/oto/12_3/

・お問い合わせ

物理の話というと、高校の授業、質量、力、運動など・・・
計算をしなくてはいけないのかな?そんな風に思われる方も
いられるかもしれませんが、江本講師のお話は何だかすこし様子が違います。

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「私たちの身辺には、いまだ私たちが気づいていないような
多くの生命現象が満ちている。そうして、これまで気づいていなかった
生命の存在に気づいたとき、私たちはなんだか嬉しくなる。
この喜びこそが、科学という営みの本命なのである。」

物理十話 「モノと生命」より)

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花が開き、若葉が芽吹き、虫たちが蠢く春。
生命がまさに満ちあふれてくる季節。

そんな生きものたちの営みも、
どうやら、科学(物理)という物差しを通して、
その先に見える風景があるらしい。
咲き乱れる花には知性があるかもしれない、
土に蠢くダンゴムシにも心があるかもしれない、
はたまた、砂浜を移動するカニの群れにも意識が宿るかもしれない。。。

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なんだかワクワクしてきませんか?
そして、そもそも、自分はどういう風に風景を感じているでしょうか。
何をモノとして感じて、何をコトとして感じているでしょう。
太陽はモノでしょうか?コトでしょうか?
ろうそくはモノでしょうか?コトでしょうか?

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そんなお話を引き継ぎ、後半「オト語り」では、
音楽の生命力の源ともいえる「リズム」について
お話したいと思います。赤ちゃんのときにいつも聞いていた
お母さんの心臓の音、寄せては返す波の音、日々話すことばの
なかにも、リズムが息づいています。人間にとっての「一瞬」とは
何秒でしょうか?呼吸と心臓を打つ回数はどう関係しているでしょうか?
そして、音楽では、どのように音が息づいているのでしょうか。

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「春」の愛称で親しまれているベートーヴェンの名曲
ヴァイオリンソナタ第5番を例にして、
メロディーをすこし解体してみたり、リズムの要素を抜き出してみたり
いろいろ変化をつけ、どのように感じるか体験していただきます。
そして、講座の最後は、全楽章通して、演奏をたっぷりとお楽しみください。

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「生命に満ちた風景を見たい!自然のすべてが生命として
感じられるような世界を立ち上げるために、科学をやっている」
と語る江本講師。その世界に対する眼差しは、誠実で、やさしく、
お話を聞いたあとには、きっと、自分のなかのなにかが
変容するのを感じられると思います。

音楽と物理。オトとモノとコト。
一粒で二度美味しい、そんな企画になりますように。

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江本伸悟(モノ語り)

大学の学部時代、認知と生命について研究をしているとき、
こうした問題を「生物学の観点」からではなく「物理学の観点」から
研究している人たちがいることを知る。当時のじぶんからは想像だに
できない角度からこの世界を眺めている人々がいることを知って、
彼ら物理学者の瞳に映っている風景を、じぶんの眼でも眺めてみたい
という想いを抱く。大学院からは研究分野をかえて、
物理学の世界へと飛びこみ、そこでみずからの身体をつうじて
物理学の風景を観じてみることに。博士号を取得したあとは在野に出て、
自身の体験や物理学の歴史を踏まえながら「物理十話」なる講座を開講し、
そうしたなかで「物理とは?」ということを考えている。
NOTH主催の連続講座「自然を描く筆としての数学」「物理十話」、
能楽師安田登さんの寺子屋「渦と古事記」、落語家立川吉笑さんの
「吉笑ゼミ。(2015年4月の第4回)」など、各方面で講師として活躍中。

1985年、山口県生まれ。
2008年、東京大学工学部を卒業。
2011年、東京大学大学院にて修士号(科学)を取得。修士論文では、先端エネルギー工学優秀賞を受賞。
2014年、同大学院にて博士号(科学)を取得。博士論文の一部は日本物理学会にて学生優秀発表賞(領域2)を受賞。

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本郷幸子(オト語り・ヴァイオリン)

東京藝術大学、ドイツ国立トロッシンゲン音楽大学を卒業。
ドイツヘッセン州立ヴィースバーデン歌劇場オーケストラにて、
3年半研鑽を積む。これまでに札幌 Pacific Music Festital(PMF)、
ドイツ シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭、フランス ナント市
ラ・フォル・ジュルネ音楽祭などに参加。2010年夏、ドイツより帰国。
現在は、上野学園大学ヴァイオリン科非常勤講師として後進の指導をしながら、
横浜シンフォニエッタ、クァルテット・オチェーアノなどのアンサンブルを始め、
幅広く演奏活動をしている。寺子屋NOTH.JPでは、広く一般に音楽を
楽しみ深めていただく場として、講座「音語り」を開催。
能楽師 安田登先生の寺子屋では、2014年より年末の「音楽寺子屋」として出演。

http://sachiolin.wix.com/sachikohongo3

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©Noriko Honjo

村本 麻里子(ピアノ)

兵庫県立西宮高校音楽科、東京藝術大学卒業。
ベルリン・ハンスアイスラー音楽大学を経て、
ドイツ国立シュトゥットガルト音楽大学卒業。
帰国後、神戸学院グリーンフェスティバルにおいて
ソロリサイタルを行うなどソロ活動の他、室内楽奏者としても、
声楽や管弦楽器など様々な楽器奏者と共演している。
2010年より始めた「ベートーヴェン室内楽シリーズ」では、
ヴァイオリン&チェロソナタの全曲演奏に挑戦中。
2011年ドイツ・ブレーメン(於:ザンクト・シュテファン教会)で
「歌の慰め」と題した歌とピアノによるコンサートを行い
現地新聞でも取り上げられた。2012年より地元所沢で
「ブランチコンサート」を主宰し、既に17回、自身のソロや
室内楽コンサートを開催。2014年広島県尾道市「平山郁夫美術館」に
於いて平山郁夫没後5年の追悼記念コンサートに出演。

村本麻里子写真

森田真生講師の新刊

森田真生講師の新刊が発売されました。

 

「デビュー作『数学する身体』が話題の若き独立研究者、
森田真生による編集と渾身の解説で、農耕と研究に
明け暮れた孤高の天才数学者・岡潔の魅力を炙り出す。
岡の名随筆に加え、食エッセイ、日記、写真、そして
岡夫人による文化勲章騒動記も収録。その素顔とともに、
数学の枠にとどまらない、人間の本質に迫る思考に触れる、珠玉の選集。
いまだからこそ、読みたい。」

新潮社の解説より

 

この機会にぜひ^^

 

◆今後のNOTH講座◆
3/19 大人のための数学 in 東京
3/27 大人のための数学 in 大阪

【レポート】うちゅうのおはなし in ぐんま

昨年12月に、大竹レンガ倉にて
宇宙のお話 ビッグバンて何だろう
を開催しました。

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ビッグバン
宇宙が爆発的に広がって今も広がり続けている
本当でしょうか?

どうして広がり続けていることが観測出来るの?

小林先生は身近な例から原理を解説します。
なるほど!とみんな納得しました。

続いて
ビッグバンの実験です。
真っ暗にした会場に「ボン!」という音とともに光が!
どうしてビッグバン(爆発)が起ったのでしょう?
この質問もみんなで考えました。

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今度は月までの距離を計算します。
実際に地球から月までの距離が
どれくらいの精度で予測することができるだろう?

その昔 アレキサンドリアでは、
驚く程の精度で月の大きさや、
太陽や地球の大きさがわかっていました。
同じ原理で 実際に月までの距離を、
今回はボールを月に見立てて計算してみます。

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広い会場で実際に長さを計り、
お父さんお母さん子供たちで、
グループを作り、
紙と鉛筆で月までの距離を予測します。

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誤差がどれくらいか、誤差率も計算して何%まで計算。
家族で1グループ、みんな計算に夢中です。
さあ、だれが1番誤差が少なかったかな??

実際に動いて、測って、計算して
誤差率を計算する時間が、
子供たちもお父さんお母さんも
1番楽しそうでした^^

本当にたくさんの方に参加して頂けました。
年齢や学年によらず小学生から高校生、年配の方までいらして下さり、
清々しく、寺子屋らしい場になりました。
参加された皆様の間から受ける刺激も実に沢山ありました。
ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
今後も、ノイズに溢れ楽しく相互に学ぶことができる機会を考えて参ります☆

NOTH寺子屋 /// 古と今が途切れない学・社会・人・未来

ホームページ:http://noth.jp

お問い合わせ:コチラ

今後のNOTH

12/6 土
13歳からの相対性理論 vol.2 「モノの見方と物理」(小林)
13歳からの相対性理論 vol.3「動きながらモノを見る」(小林)
うちゅうのおはなし ∅ 「次元ってなんだろう」(小林)
物理十話 「魔術と科学」(江本)
大人のための数学講座 in 大阪「計算史」序説(森田)

12/13 土
親子で楽しむうちゅうのおはなし in群馬 「ビッグバンって何だろう」(小林)
ブラックホールの不思議in 群馬(小林)

12/20 土
大人のための数学講座 in 東京 「チューリングの思想と生涯」(森田)

12/21 日
水の霊獣が宿るとき(久保)

謎解き宇宙論 

これまでの「うちゅうのおはなし」では,宇宙の始まりやその果て,
ブラックホールの内部や次元など,どちらかというと
「誰もがすぐに思いつく疑問」をテーマにお話してきました。

そうした疑問はとても大きく,未だ解決されていなかったり,
解決されていたとしてもそれを理解するには前提となることが
多過ぎたりすることがよくあります。

この「謎解き宇宙論」では,もう少しゆっくり宇宙論を楽しむために,
そうした前提となる知識の一つずつを一回ごとのテーマとして取り上げ,
お話ししていきます。少しだけ数式もお見せしながら,
「なぜそんなことがわかったのか」という謎を解いていく講座です。

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●日時
2014.10.11 (土)
16:30-18:00

●参加費
2000円

●お申し込み
コチラ

●場所
「記憶の蔵」
文京区千駄木5-17-3
千代田線千駄木駅 徒歩8分

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第一回目のテーマは「距離を測る」です。
宇宙論も他の科学と同様,観測すること,
つまり「測る」ことが研究の出発点となります。

例えば,暗く,か細い光を放つ天体があったとして,
果たしてそれは遠いから暗く見えるのでしょうか。
近いけれどあまり光っていないだけなのでしょうか。
それとも単に小さいだけなのでしょうか。
そもそも光が強いとは,明るいとはどういうことなのでしょうか。

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他にも,この太陽系が属する天の川銀河の大きさや,
他の銀河までの距離はどうやって求めるのでしょうか。
また,私たちに一番身近な天体はこの地球ですが,
地球の大きさは紀元前250年頃にはわかっていたと言われています。
そればかりか,月や太陽までの距離もわかっていました。

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実は現代においても,天体までの距離を測ることは宇宙の研究にとって
非常に重要かつ最も基本的なことです。
宇宙の年齢や,宇宙がどうやって膨張しているかといったことも
距離の計測と密接に関わっているのですが,それらはどうやって測られているのでしょう。

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そんな,「言われてみると確かに…?」という謎を取り上げることで,誰しも思いつく素朴な疑問がどうやって科学の対象になっていくのか,そして謎がどうやって解かれていくのかをご紹介したいと思います。「うちゅうのおはなし」と同じく,数学や物理の知識は前提としませんので,お気軽にお越し頂ければ幸いです。

 

 

●講師
小林晋平

1974年長野県生まれ。

国立群馬工業高等専門学校 一般教科(自然科学)准教授。
専門は理論物理学,特に相対論・宇宙論および量子重力。

1994年 京都大学理学部入学,1999年 卒業。
2004年 京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。
博士(人間・環境学)取得。

その後,東京大学大学院理学系研究科附属ビッグバン宇宙国際研究センター研究員,日本学術振興会海外特別研究員(カナダ・ウォータールー大学およびペリメーター理論物理学研究所にて研究)を経て,現職。

超弦理論を用い,宇宙創成の瞬間に何があったのかを「納得する」ために研究を続ける傍ら,次世代の教育のあり方についても模索している。現在まで5年連続して学生から「群馬高専ベストティーチャー」に選出。

平成23年度群馬高専教育貢献賞受賞,平成25年度群馬高専外部連携貢献賞受賞。平成25年度全国高等専門学校機構教員顕彰(一般部門)の候補に群馬高専代表として選出。

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撮影:Noriko Honjo

写真/画像
©Jeriff Cheng
©NASA
©NASA
©Khaydock

新潮2014.10月号

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「数学する身体」「計算と情緒」「繊細と幾何学」に続く
第四作「零の場所」が掲載された『新潮』(10月号)が発売されました。
ウェブ上では本日から、冒頭部分だけ「立ち読み」できるようです。
ぜひお読みください☆

◆森田講師のNOTH講座

9/20 大人のための数学講座 in東京
9/28 大人のための数学講座 in 大阪

大人のための数学講座 in 大阪 

「岡潔の思想と生涯」最新報告

今回は再び、森田さんが敬愛する数学者・岡潔の生涯と思想について、3時間かけてたっぷりと解説をしていただきます。今年の4月に開催された「大人のための数学講座in大阪Vol.2」でも岡潔について語っていただきましたが、この半年の間にさらに深められた、最新の森田さんの岡潔論を余す所なく語っていただきます。
特に、難解な数学用語を極力つかわずに、岡潔が取り組んだ「多変数解析関数論」の世界の入り口を紹介していただくとともに、岡潔が敬愛してやまなかった芭蕉が、岡潔の生涯に与えた影響についても、今回はたっぷりと掘り下げてお話していただける予定です。
初参加の方、数学はちょっと苦手という方も大歓迎の「やさしい」講座です。ぜひご参加ください!!!

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日時:2014.9.28(日)14:00-17:00
参加費:4000円
お申し込み:コチラ
場所:0塾-わじゅく-
大阪府池田市菅原町9-10
(阪急電車宝塚線「池田」駅より徒歩5分)

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講師:森田真生

1985年、東京都生まれ。東京大学理学部数学科を卒業後、独立。現在は京都に拠点を構え、在野で研究活動を続ける傍ら、全国各地で「数学の演奏会」や「大人のための数学講座」など、ライブ活動を行っている。「数学と情緒」(『考える人』2013年夏号)、「数学する身体」(『新潮』2013年9月号)、「計算と情緒」(同 2014年1月号)など、数学に関する評論のほか、『週刊朝日』にてコラムも連載中。

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今後のNOTH

9/13 【新】医をめぐる
「チベット医学の思想と哲学」(小川)
「補完代替医療の歴史と展望」(稲葉)
9/20 大人のための数学講座 in 東京(森田)
9/21 音語り(本郷)
9/24 音語り(本郷)
9/28 【新】カラスの学校(松原)
9/28 大人のための数学講座 in 大阪(森田)
10/4 藝術との対話(原木)

大人のための数学講座 in 東京

これまで名古屋や京都で定期的に開催されきた、森田講師の「大人のための数学講座」ですが、今年からNOTH主催で、大阪でスタート。今月ですでに5回の講座が開催されました。そんな大人気の講座が、ついに東京でも開講!!

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今回のテーマは、
森田氏が敬愛する数学者・岡潔の生涯と思想について。
3時間かけてたっぷりと解説をしていただきます。

岡潔はなぜ、30代半ばから世間との交渉を断って故郷の山中、数学に耽ったのか。「数学の中心にあるのは情緒」、「計算も論理もない数学をしたい」などの、謎めいた発言の背景には、どのような思想があったのか。岡潔の生涯をたどりながら、数学における「計算と情緒」について、熱く語っていただきます。

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今回は特別に、森田氏の講座初参加という方に向けた丁寧なレクチャーになります。これまで森田氏の講座に参加されたことがない方は、ぜひこの機会にご参加ください。もちろん、すでに森田氏の講座に何回も参加されているという方も大歓迎です。

みなさまのご参加をお待ちしています。

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日時:2014.8.30(土)10:00-13:00
参加費:4000円
お申し込み:コチラ

場所:記憶の蔵

文京区千駄木5-17-3
千代田線千駄木駅 徒歩8分

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講師;森田真生

1985年、東京都生まれ。東京大学理学部数学科を卒業後、独立。現在は京都に拠点を構え、在野で研究活動を続ける傍ら、全国各地で「数学の演奏会」や「大人のための数学講座」など、ライブ活動を行っている。「数学と情緒」(『考える人』2013年夏号)、「数学する身体」(『新潮』2013年9月号)、「計算と情緒」(同 2014年1月号)など、数学に関する評論のほか、『週刊朝日』にてコラムも連載中。

 

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大人のための数学講座 in 大阪 Vol.5 (実践編)

今年スタートした「大人のための数学講座in大阪」は、今月早くも三回目を迎えました。これまで、「数学的思考の身体性」、「岡潔の生涯と思想」、「チューリングの数学と生涯」というテーマで、それぞれ数学を軸とする大きなストーリーを森田講師には語っていただきました。

7月には、そんないつもの数学講座とは少し趣向を変え、「実践編」と銘打ってさらに話題を絞り、「カントールの対角線論法」をテーマにレクチャーをしていただきました。
スクリーンを使わず、黒板1枚で繰り広げられた4時間のレクチャーは白熱し、普段の数学講座とはまた一味ちがう盛り上がりを見せ、「無限とは何か」について、深く考えさせられる一時になりました。

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今回はそんな「実践編」の第二弾として、森田講師に
「チューリングマシン」を徹底的に解説していただきます。
森田講師の講義にしばしば登場する「チューリングマシン」。それはいったいどのような仕組みで作動する「機械」なのでしょうか。その仕組から、「万能チューリングマシン」の設計、さらには「チューリングの停止性問題」の解説まで、たっぷり4時間をかけて、手とり足取り、チューリングマシンの基本を徹底的に解説していただきます。
今回も前提知識は一切不要!!中高生にもわかるレベルの、平易な言葉で講義をしてくださる予定です。
ぜひみなさまご参加ください。

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日時:2014.8.23(土)13:00-17:00
参加費:5000円
お申し込み:コチラ
場所:0塾-わじゅく-
大阪府池田市菅原町9-10
(阪急電車宝塚線「池田」駅より徒歩5分)

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講師:森田真生

1985年、東京都生まれ。東京大学理学部数学科を卒業後、独立。現在は京都に拠点を構え、在野で研究活動を続ける傍ら、全国各地で「数学の演奏会」や「大人のための数学講座」など、ライブ活動を行っている。「数学と情緒」(『考える人』2013年夏号)、「数学する身体」(『新潮』2013年9月号)、「計算と情緒」(同 2014年1月号)など、数学に関する評論のほか、『週刊朝日』にてコラムも連載中。

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物理十話(とは)?第1話 アンコール

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物理とは何でしょう。

それは、この世界の真理に触れんとする
学問のようでもあり、この世界の美しさを
描きださんとする芸術のようでもあります。
またそれは、頭をつかって物事を考えていく
思索のようでもあり、身体をつかって
物事に触れていく行為のようでもあります。

いずれにせよ物理学においていちばん大切なことは、
その眼差しの作法にこそあります。
私たちが棲まうこの世界、その豊かな表情に
覚醒していくこと、そのための学問であり、
芸術であり、思索であり、行為です。

本講座では、物理をめぐる十話を通じて
「物理とは」を問い掛けることで、
みなさまと眼差しを重ね、「物理学の風景」を
共有していきたいと思っています。
一話一話は独立したテーマを扱っており、
それぞれが単独で楽しめるようになっております。

日時:2014.8.1(金)18:30-20:30
参加費:3500円
お申し込み:コチラ
 
場所:「記憶の蔵」 文京区千駄木5-17-3
JR西日暮里駅 徒歩13分
千代田線千駄木駅 徒歩8分

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第一話では「数学と身体」についてお話しします。

物理学という営みが「数学」を通じてこの世界に触れていく営みであることは、みなさんご存知だと思います。
そうして物理学者というと、机の前にすわって一日中
「計算」をしているイメージが湧くかたも、多いのではないでしょうか。
そのとき、数学や計算という言葉にともなったある種の冷やかさもあいまって、物理学に「頭による理解」はあるけれども、「身体による実感」はないのではないかとお思いになられるかたも多いと思います。しかしこれは、大きな誤解であるといえます。

私たち人類と悠久の時間をともにして構築されてきた数学のなかには、知らず知らずのうちに私たちの「身体性」がうつり込んでいます。ひとつの計算をするとき、思わず浮かび上がってくる身体的なイメージがそこには存在していて、物理学者が、望遠鏡でも望くことができないほど大きな宇宙の世界や、顕微鏡でも顕わすことができないほど小さな素粒子の世界など、私たちの身体スケールからは遠くへだたっていて、決して触れることのできない世界のことを、それでもまるで、それをこの眼でみてきたかのように語ることができる背景には、こうした数学と計算のなかへと織り込まれた身体感覚があります。

今回は、計算というのが単なる頭のなかの「思索」ではなく、身体感覚をともなう「行為」なのだということを体感していただければと思っています。−1に−1を掛けると1になるのはどうしてかという初歩的なところからお話しますので、数学が苦手なかたもご安心していらしてください。

 

 

講師:江本伸悟

1985年山口県生まれ。
2004年東京大学理科1類入学。
2008年東京大学工学部卒業。

2011年東京大学大学院にて科学修士取得、先端エネルギー工学優秀賞受賞。

現在、博士課程にて非線形科学の研究を営む。
教育に関して大人が子供に与えることのできる1番のプレゼントは、大人自身が学問を楽しみ、溌剌とした学びの姿勢を見せてあげることだという想いから、この世界を新しい視点から眺めるための「文化としての科学」について東京近辺にて適宜講演している。

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画像:
Circles in the Circle(1923), Vasily Kandinsky
Colourful Ensemble(1938), Vasily Kandinsky

大人のための数学講座 in 大阪 Vol.4(実践編)

今年スタートした「大人のための数学講座in大阪」は、先月早くも三回目を迎えました。これまで、「数学的思考の身体性」、「岡潔の生涯と思想」、「チューリングの数学と生涯」というテーマで、それぞれ数学を軸とする大きなストーリーを森田さんには語っていただきました。今回は、そんないつもの数学講座とは少し趣向を変え、「実践編」と銘打って、さらに話題を絞って掘り下げたワンポイントレクチャーをしていただくことになりました。

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日時:2014.7.27(日) 13:00-17:00
参加費:5000円
お申し込み:コチラ

場所:0塾-わじゅく-
大阪府池田市菅原町9-10
(阪急電車宝塚線「池田」駅より徒歩5分)

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今回のテーマは「カントールの対角線論法」

19世紀末に活躍をした数学者カントールは、この「対角線論法」を使って、最終的には「無限には無限の種類がある」ということを証明したといいます。無限は「とてつもなく大きい」というだけではなく、無限にもいろいろあるというのです。

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なんだかとても難しそうな話ですが、その証明のアイディアはとてもシンプル。丁寧に説明すれば、中学生にでも理解できるような発想だと言います。

今回は森田さんに、そんな「カントールの対角線論法」を、懇切丁寧に、解説していただきます。ゼロからじっくり解説していただきますので、予備知識は必要ありません。普段の数学講座よりも少しだけ深く数学世界の中にわけいって、証明を「わかる」喜びを感じてみませんか?ぜひお気軽に、足をお運びください。

みなさまのご参加をお待ちしております!!

講師:森田真生

1985年、東京都生まれ。東京大学理学部数学科を卒業後、独立。現在は京都に拠点を構え、在野で研究活動を続ける傍ら、全国各地で「数学の演奏会」や「大人のための数学講座」など、ライブ活動を行っている。「数学と情緒」(『考える人』2013年夏号)、「数学する身体」(『新潮』2013年9月号)、「計算と情緒」(同 2014年1月号)など、数学に関する評論のほか、『週刊朝日』にてコラムも連載中。

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大人のための数学講座 in大阪 Vol.3

これまで名古屋や京都で定期的に開催されきた、森田講師の「大人のための数学講座」ですが、今年からNOTH主催で、大阪でスタートしました。三回目となる今回は、チューリング生誕102周年前夜祭!!会場は、昨秋 NOTHはじめての大阪の講座(うちゅうのおはなし・音語り)でもお世話になりましたO塾 -わじゅく様です。情緒あふれる古民家で、森田講師のどのようなお話が広がるでしょうか。お聞き逃しなく!

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日時:2014.6.22(日) 14:00-17:00

場所:0塾-わじゅく-
大阪府池田市菅原町9-10
(阪急電車宝塚線「池田」駅より徒歩5分)

参加費:4000円

お申し込み:コチラ

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チューリング生誕102周年前夜祭!!

世界で最初のデジタルコンピュータが誕生する十年以上前に、その数学的な理論を完成させたイギリスの数学者アラン・チューリング。「計算」という概念に新たな光を与え、数学の風景を一変させた、20世紀最大の数学者の一人です。彼のドラマの満ちた生涯は、今年、ベネディクト・カンバー バッチ主演の映画(『The Imitation Game』)とし、日本にも12月に上陸予定です。

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そんなチューリングのドラマに満ちた生涯と、知的スリルにあふれるアイディアの数々を、今回は森田氏が3時間かけてたっぷり語ります。もちろん、今回も数学の予備知識は一切不要。森田氏が、懇切丁寧に説明をしてくださいますので、はじめての方もどうぞ安心してご参加してください。

ところで、アラン・チューリングの誕生日は1912年6月23日。
そして、今回の数学講座の開催日はなんと6月22日!
みなさん、チューリング生誕102周年前夜祭を、盛大に祝いましょう!!

講師;森田真生

1985年、東京都生まれ。東京大学理学部数学科を卒業後、独立。現在は京都に拠点を構え、在野で研究活動を続ける傍ら、全国各地で「数学の演奏会」や「大人のための数学講座」など、ライブ活動を行っている。「数学と情緒」(『考える人』2013年夏号)、「数学する身体」(『新潮』2013年9月号)、「計算と情緒」(同 2014年1月号)など、数学に関する評論のほか、『週刊朝日』にてコラムも連載中。

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写真:Jon Callas from San Jose, USA – Alan Turing

たくらみゼミ

数学の話題を中心に、森田氏が「生きること、”私”という概念を再構成すること」をテーマに毎回トークを展開してきた「たくらみゼミ」は、2011年の4月にスタートして以来、3年にわたって好評を博してきました。毎回、荒川修作の手がけた「三鷹天命反転住宅」を会場に、知的熱気漲るゼミが開催されています。

今回は「フランシスコ・ヴァレラの思想と生涯」
連続講座ではありませんので、はじめての方も、
ぜひお越しくださいませ。

日時:2014.5.31 14:00-17:00

場所:三鷹天命反転住宅
(玄関扉をあけてすぐ右のお部屋です。
スタッフが待機しております。)

参加費:5000円
(当日会場でお支払いくださいませ)

お申し込み:コチラ

 

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「フランシスコ・ヴァレラの思想と生涯」

「心」や「生命」を「わかる」ために、既存の科学のアプローチを抜本的に考えなおす必要がある、ということを、最晩年訴え続けた数学者・岡潔。その岡潔について精力的に調査をし、これまでにも発表をされてきた森田講師が、今回はじめて、生物学者のフランシスコ・ヴァレラ(1946-2001)を、語ります。
フランシスコ・ヴァレラもまた岡潔と同じように、「心」や「生命」にアプローチするために、既存の西洋の科学、哲学の伝統に飽き足らず、それを補完する「実践」の方法を東洋的思惟の伝統に求めた人物です。

 

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フランシスコ・ヴァレラとはいったいどのような人物で、その短い生涯の彼方に彼は、どんな科学の未来を夢想していたのか。森田講師に、たっぷりと語っていただきます。

森田講師のトークのあとには、東京大学でフランシスコ・ヴァレラの思想をご専門に研究されている下西風澄氏をゲストに迎え、専門家の視点からもヴァレラを語っていただく予定です。

どうぞお楽しみに!!

【タイムスケジュール】
14:00-15:50 森田真生トーク
16:00-17:00 下西風澄×森田真生 トーク

 

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講師:森田真生

1985年、東京都生まれ。独立研究者。東京大学理学部数学科を卒業後、独立。現在は京都に拠点を構え、在野で研究活動を続ける傍ら、全国各地で「数学の演奏会」や「大人のための数学講座」など、ライブ活動を行っている。「数学と情緒」(『考える人』2013年夏号)、「数学する身体」(『新潮』2013年9月号)、「計算と情緒」(同 2014年1月号)など、数学に関する評論のほか、『週刊朝日』にてコラムも連載中。

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講師:下西風澄

1986年生まれ。東京大学大学院iii博士課程在籍。ESMOD JAPON非常勤講師。専門は科学哲学。生命論、身体論、認知科学の領域を中心に、システム論的アプローチ/現象学的アプローチから生命や意識を探る哲学研究。 具体的には、F.VarelaやE.Thompsonを中心とした「現象学の自然化」をめぐる諸問題の検討。
http://kazeto.jp/

 

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物理十話(ぶつりとは?)

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物理とは何でしょう。

それは、この世界の真理に触れんとする
学問のようでもあり、この世界の美しさを
描きださんとする芸術のようでもあります。
またそれは、頭をつかって物事を考えていく
思索のようでもあり、身体をつかって
物事に触れていく行為のようでもあります。

いずれにせよ物理学においていちばん大切なことは、
その眼差しの作法にこそあります。
私たちが棲まうこの世界、その豊かな表情に
覚醒していくこと、そのための学問であり、
芸術であり、思索であり、行為です。

本講座では、物理をめぐる十話を通じて
「物理とは」を問い掛けることで、
みなさまと眼差しを重ね、「物理学の風景」を
共有していきたいと思っています。
一話一話は独立したテーマを扱っており、
それぞれが単独で楽しめるようになっております。

第一話 数学と身体 

日時:2014.6.14(土)14:00-16:00

場所:都内某所
(お申し込みいただいた方に、詳細お知らせいたします)

参加費:3500円
(当日、会場でお支払いくださいませ)

お申し込み:コチラ
(満員御礼につき、受付は終了いたしました)

※講座後には、演習タイムも予定。
(時間60〜90分、参加費1000円程、当日受付)

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第一話では「数学と身体」についてお話しします。

物理学という営みが「数学」を通じてこの世界に触れていく営みであることは、みなさんご存知だと思います。
そうして物理学者というと、机の前にすわって一日中
「計算」をしているイメージが湧くかたも、多いのではないでしょうか。
そのとき、数学や計算という言葉にともなったある種の冷やかさもあいまって、物理学に「頭による理解」はあるけれども、「身体による実感」はないのではないかとお思いになられるかたも多いと思います。しかしこれは、大きな誤解であるといえます。

私たち人類と悠久の時間をともにして構築されてきた数学のなかには、知らず知らずのうちに私たちの「身体性」がうつり込んでいます。ひとつの計算をするとき、思わず浮かび上がってくる身体的なイメージがそこには存在していて、物理学者が、望遠鏡でも望くことができないほど大きな宇宙の世界や、顕微鏡でも顕わすことができないほど小さな素粒子の世界など、私たちの身体スケールからは遠くへだたっていて、決して触れることのできない世界のことを、それでもまるで、それをこの眼でみてきたかのように語ることができる背景には、こうした数学と計算のなかへと織り込まれた身体感覚があります。

今回は、計算というのが単なる頭のなかの「思索」ではなく、身体感覚をともなう「行為」なのだということを体感していただければと思っています。−1に−1を掛けると1になるのはどうしてかという初歩的なところからお話しますので、数学が苦手なかたもご安心していらしてください。

※講座後には、講座内容をより深く実感したいかたのための演習タイムも企画したいと思っております。
みんなでわいわいと計算をたのしめる時間にしたいと思っておりますので、お時間ございますかたは是非ご参加ください。

(時間60〜90分、参加費1000円程、当日受付)

 

 

講師:江本伸悟

1985年山口県生まれ。
2004年東京大学理科1類入学。
2008年東京大学工学部卒業。

2011年東京大学大学院にて科学修士取得、先端エネルギー工学優秀賞受賞。

現在、博士課程にて非線形科学の研究を営む。
教育に関して大人が子供に与えることのできる1番のプレゼントは、大人自身が学問を楽しみ、溌剌とした学びの姿勢を見せてあげることだという想いから、この世界を新しい視点から眺めるための「文化としての科学」について東京近辺にて適宜講演している。

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画像:
Circles in the Circle(1923), Vasily Kandinsky
Colourful Ensemble(1938), Vasily Kandinsky

大人のための数学講座 in 大阪 Vol.2

メールによる追加募集締め切りました。
お申し込みありがとうございました!

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「岡潔の思想と生涯」

今回は、森田氏が敬愛する数学者・岡潔の生涯と思想について、3時間かけてたっぷりと解説をしていただきます。
岡潔はなぜ、30代半ばから世間との交渉を断って故郷の山中、数学に耽ったのか。「数学の中心にあるのは情緒」、「計算も論理もない数学をしたい」などの、謎めいた発言の背景には、どのような思想があったのか。
岡潔の生涯をたどりながら、数学における「計算と情緒」について、熱く語っていただきます。
大阪講座は今回が2回目。初参加の方、数学はちょっと苦手という方も大歓迎の「やさしい」講座です。ぜひご参加ください。

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日時:2014.4.20(日) 14:00~17:00

参加費:4000円

場所:O塾 -わじゅく- 大阪府池田市菅原町9-10
(阪急電車宝塚線「池田」駅より徒歩5分)

お申し込み:コチラ

 

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講師:森田真生
1985年、東京都生まれ。独立研究者。東京大学理学部数学科を卒業後、独立。現在は京都に拠点を構え、在野で研究活動を続ける傍ら、全国各地で「数学の演奏会」や「大人のための数学講座」など、ライブ活動を行っている。「数学と情緒」(『考える人』2013年夏号)、「数学する身体」(『新潮』2013年9月号)、「計算と情緒」(同 2014年1月号)など、数学に関する評論のほか、『週刊朝日』にてコラムも連載中。

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放課後の数学 

“連続性”を立ち上げる 〜離散から連続へ〜

あるものが「つながっている・いない」とか

ふたつのものが「近い・遠い」とか
そういった日常的な感覚があります。

一方、ガリレオ・ガリレイが
「宇宙という大きな書物は、数学の言語で書かれている」
と言ったのは有名ですが
現代の数学は「集合論」というものの上に成り立っています。

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これは大まかには全てを「点とその集まり」として捉えるもので、
そこにあるのは「点」とその集まりである「集合」。基本的にこれで全てです。
では、りんごとか地球とか宇宙とか、色々なものを「点の集まり」として捉えたとき、そこに「つながっている・いない」とか「近い・遠い」とかいった概念を導入するには
どのようにすればよいでしょうか。

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今回は「連続性」をテーマに、それを「点」と「集合」という一見バラバラなものの見方の上にどのように立ち上げるのか
その数学的なアプローチをご紹介します。

具体的には
距離とは何か(例えば距離を複数の点の間の関係と捉えたならば、その関係はどういった条件をみたすべきか)
点列の収束をどのように捉え、写像の連続性をどのようにして捉えるか(集合の上に位相とよばれる構造を定義します)
距離があれば位相が定まる。つまり点列の収束を考えることができますが
一方で位相が入っても距離が入るとは限りません。(例えば「長い直線」と呼ばれているものがあります)
そういった事実に触れながら「連続とは何か」を考えられたら、と思っています。

そして前回と同様に
当たり前のところからスタートして、理論の力を借りて、ちょっと直感の及ばないような対象にアプローチする。
そういう「放課後の時間」にしたいと考えています。

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※本講座では実際に色々な図形に触れてみるなど、実体験から学ぶことがメインとなりますので、肩の力を抜いた「放課後の」気分でお越しいただければと思います。中高生の参加も歓迎します。
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日時:2014.3月29日(土)15時-17時

場所:駒場数学ハウス
(京王井の頭線「駒場東大前」駅より徒歩7分。)
※お申し込みいただいた方に詳細お送りいたします。

参加費:2500円 (中高生無料)

お申し込み:コチラより

講師:林  晋(研究者)

1988年石川県生まれ。能登の山奥で自然と遊びながら幼少期を送る。

2007年 東京大学教養学部理科Ⅰ類入学
2011年 東京大学大学院数理科学研究科修士課程入学
2013年 東京大学大学院数理科学研究科博士課程入学

専門は幾何学、特に指数定理の周辺。
空間の大域的な不変量の情報を主に局所化という手法によって研究している。
全国の幾何学・トポロジーを専攻とする学生が集まって議論するトポロジー新人セミナーの2012年の幹事を務めた。

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画像;上より;
・Carl_Friedrich_Gauss.jpg
・Mathematics formulas (temporal logic) in a PhD thesis.
・Klein Bottle with slight transparency, rendered with Mathematica 8 using the parameterisation provided by Robert Israel.
・title;Berlin, Rechenunterricht einer ersten Klasse

放課後の数学ブルー!!web

大人のための数学講座 in 大阪

これまで名古屋や京都で定期的に開催されきた、森田講師の「大人のための数学講座」ですが、今年からNOTH主催で、大阪でスタートすることになりました!会場は、昨秋 NOTHはじめての大阪の講座(うちゅうのおはなし・音語り)でもお世話になりましたO塾 -わじゅく様です。情緒あふれる古民家で、森田講師のどのようなお話が広がるでしょうか。お聞き逃しなく!
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今回は初回ということで、森田講師の「数学論」の入門的な内容をカバーする講座になります。
特にこれまで『新潮』2013年9月号の「数学する身体」、2014年1月号の「計算と情緒」で展開されてきたテーマを中心として、「数学的思考の身体性」「岡潔という人物とその思想」「チューリングと計算の思想」など、森田講師の関心の中心にあるテーマを、わかりやすく3時間で丁寧に解説していただきます。
これまで森田講師の講座に参加されたことがないという方も、(いつも参加しているという方ももちろん!)今回はぜひお気軽にご参加ください。
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日時:2014年2月1日 14:00~17:00
参加費:4000円
場所:Oわじゅく–  大阪府池田市菅原町9-10
(阪急電車宝塚線「池田」駅より徒歩5分)
お申し込み:http://noth.jp/events
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講師:森田真生
1985年、東京都生まれ。独立研究者。東京大学理学部数学科を卒業後、独立。現在は京都に拠点を構え、在野で研究活動を続ける傍ら、全国各地で「数学の演奏会」や「大人のための数学講座」など、ライブ活動を行っている。「数学と情緒」(『考える人』2013年夏号)、「数学する身体」(『新潮』20139月号)、「計算と情緒」(同 20141月号)など、数学に関する評論のほか、『週刊朝日』にてコラムも連載中。
 
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