音語り×絵語り

 

 

【日時】
2018.12.9 (日) 18:00-20:00(17:45 開場)
2018.12.14 (金)18:40-20:40(18:25開場)
※両日、同じ内容です。
※各日、場所が違います(!)

【会場】
12/9(日)
スタジオ阿弥陀
東京都台東区下谷1-8-20
日比谷線「入谷駅」2番出口より徒歩5分
JR「鶯谷駅」南口より徒歩6分

12/14(金)
島薗邸(登録有形文化財)
東京都文京区千駄木3-3-3
千代田線「千駄木駅」より徒歩6分

 

【講座費】
3500円(学生2500円)

【お申し込み】
12/9 (日)スタジオ阿弥陀  コチラ
12/14(金)島薗邸  コチラ

【講座内容】
毎回違ったテーマで、お話と演奏を織り交ぜながら進んでいく「音語り」ですが、今回はビザンティン美術史がご専門の瀧口美香さんをお迎えして、「音語り×絵語り」を初開催いたします!音語りでは、ビーバー(1644-1704)の代表作「ロザリオ・ソナタ」より終曲 無伴奏のパッサカリア(守護天使)、そして、シューベルト(1797-1828)の美しい作品をピアノとのアンサンブルで。絵語りでは、ビザンティン美術史、そしてキリスト教絵画の魅力をたっぷりと。当時シューベルトが親しい友人たちと音楽や文学などを楽しんだ「シューベルティアーデ」と呼ばれた集いのように、クリスマスが近い季節に、音楽と絵画の世界をみなさまと味わえましたら幸いです。


※1

 

〜ビザンティン美術への招待〜
・ビザンティン帝国とは何か
・正教会とカトリック教会はいつ分かれたのか
・イコンとは何か
・十二大祭とは何か
・「キリストの変容」とその神学的意味について


※2

音楽と絵画の共通点とは、何でしょうか。両方とも、「ことばのない世界」という点が、共通しているのではないかと思います。(もちろん、声楽には歌詞がありますが、器楽はことばを持っていません。)ことばのない世界でありながら、音楽も絵画も、それを聴いている人(あるいは見ている人)に、多くを語りかけてきます。それゆえ、一枚の絵画を前に、わたしはいつも耳を澄ませます。まるで音楽を聴いている時のように。作品の中から聞こえてくる声を、聞きもらすまいとしながら。そういう時、音楽と絵画は似ているな、と思います。どんな作品であっても、見る人に対して、語りたい何かを内包しています。その声に耳を傾け、作品と対話すること。それは、これほどの感動がほかにあるだろうか、と思うような、宝物のような体験です。

一方で絵画は、誰もが共有している、いわゆる言語というものとは別の何かによって語りかけてくるものだから、わたしがある作品から何かを聞き取ったとしても、(同じ作品であるにもかかわらず)別の誰かはまったく違う何かを聞き取るかもしれません。見る人それぞれが、何か異なる語りかけをキャッチするというところが、絵画を見ることのおもしろさなのだと思います。

この講座では、ビザンティン美術という、あまりなじみがないかもしれない時代の作品を通して、絵画の語りかけに耳を傾けてみたいと思います。ビザンティン美術とは何か、というところから始まって、いくつかの作品をともに眺めながら、作品が体現するところのゆたかな世界へと(日常をしばし離れて)分け入ってゆく、そんな時間にできればと考えています。


※3

【曲目】
ビーバー / 「ロザリオソナタ」よりパッサカリア(守護天使)
シューベルト / 「アヴェ・マリア」
シューベルト / 即興曲 D935 op.142-3
シューベルト / ヴァイオリンソナタ D574

※曲目は都合により変更になる場合があります。

 

【出演】

瀧口美香(絵語り)

早稲田大学大学院修士課程・博士課程修了。ロンドン大学コートールド研究所にて博士号取得。ロンドンに7年半在住。現在は、明治大学商学部准教授。専門は、ビザンティン美術史、キリスト教図像学。主な著書に、『ビザンティン四福音書写本挿絵の研究』(創元社 2012年)、『初期キリスト教・ビザンティン図像学研究』(創元社 2018年)、“Some Greek Gospel Manuscripts in the British Library: Examples of the Byzantine Book as Holy Receptacle and Bearer of Hidden Meanings,” The Electronic British Library Journal (2011) などがある。シリア、ヨルダンの舗床モザイク、シチリア島のモザイク壁画、クレタ島のフレスコ壁画、セルビア、コソボ、マケドニアの聖堂装飾プログラム、グルジア、アルメニアの聖堂建築、ロシアのイコンやポスト・ビザンティン聖堂装飾に関心を持ち、毎年春夏に各国を訪れてフィールドワークを行っている。

本郷幸子(音語り、ヴァイオリン)

photo:Shiho Kito

東京藝術大学、ドイツ国立トロッシンゲン音楽大学を卒業。ドイツヘッセン州立ヴィースバーデン歌劇場オーケストラにて、3年半勤務。これまでに札幌 Pacific Music Festital(PMF)、ドイツ シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭、フランスナント市 ラ・フォル・ジュルネ音楽祭などに招聘され演奏。2010年帰国。上野学園大学ヴァイオリン科非常勤講師、横浜シンフォニエッタ シーズンメンバー。寺子屋 NOTH.JPでは、広く一般に、音楽を楽しみ深めていただく場として、講座「音語り」を開催。4スタンス身体理論 Reashトレーナー(コーチ級)

上川 佳連(ピアノ)

大宮光陵高校音楽科、上野学園大学演奏家コース卒業。PTNAピアノコンペティション全国決勝大会金賞、北関東ピアノコンクール第1位、北本ピアノコンクール第1位。ショパン国際ピアノコンクール in Asia、埼玉ピアノコンクール、市川市新人演奏家コンクール等で入賞。全日本学生音楽コンクール東京大会本選入選。ソリストとして、サンオートム室内管弦楽団、上野学園大学ウィンドアンサンブルと共演。カワイ表参道主催ソロリサイタル、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン、国際ダブルリードフェスティバル、まなびピア埼玉、読売新聞社主催新人演奏会、全国各地での多数のロビーコンサート等、多くの演奏会に出演。リサイタル伴奏、セミナー伴奏等、室内楽ピアニストとしても活動している。これまでにソロを渡辺健二、川田健太郎、横山幸雄、田部京子、三輪郁の各氏に師事。室内楽を矢部達哉、原田禎夫、広田智之、緒方恵の各氏に師事。作曲を笠松泰洋氏に師事。

※1
Eine Schubertiade, Ölgemälde von Julius Schmid (entstanden 1897)

※2
「聖母子と聖ゲオルギオス、聖テオドロス」 6世紀
シナイ山聖エカテリニ修道院

※3「聖母の眠り」 1310-1320年
カリエ・ジャミ イスタンブール

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