カルテットのリハーサル

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8/23,27の本番に向けて、連日、カルテットの合わせ。
いろいろな資料を見比べながら、少しずつリハーサルが進みます。

博士のようなお二人がいるので、いろいろとても心強いです。
(左が、ヴィオラの伴野さん。右が、チェロの懸田さん。)

 

皆で楽譜と睨めっこして、一体、何を検証しているかというと、
アーティキュレーションや、強弱記号の位置などなど…。

アーティキュレーションとは、音の形やつながりに
強弱や表情をつけていくことで、演奏する上で、表現そのものに
関わるので、大変重要になってきます。

たとえば、どこまでスラーがつながっているのか?で、
弦楽器でいうと、具体的に弓の技術(ボウイング)
どこまで弓をつなげるかに関わってきます。

 

例を見てみましょう。
今回演奏するモーツァルトの第4楽章の
ファーストヴァイオリンのメロディー。

こちらは通常よく演奏されるベーレンライター版の楽譜。
「ラーファーレ」の「ラ」と「ファ」の部分がはっきりと分かれています。
(分かれているので、弓は、そこで返すことになります)

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さてこちらは、モーツァルトの時代の初版譜と言われているもの。

あれれ???これは、「ラーファーレ」とどうやらつながっているのでは?!

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おかしいな・・・・ということになり、さらにさらに、
図書館で入手したモーツァルトの自筆譜(!)を
もはや、「何でも鑑定団」のような形相で楽譜を見つめます。

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おぉぉ・・・・・・これは・・・ビミョーーーー(@@)
いや、これはつながっているかも・・・ね?!
うん、これはつながっているよ。そーだそーだ!
と、満場一致の可決となりました。
晴れてボウイング(アップとダウン)を楽譜に書き込めます。
(楽譜上つながっていても、弓の都合などで敢えて切ることもあります。
最終的には、各々の奏者の判断で決めていきます。)

 

………と、こんな細かいことの積み重ね。
(この日も11時から21時までかかりました)

もちろん、楽譜の検証を終えた鑑定団は、それを踏まえて、
実際にどのように演奏に深みを増していくことができるか、
音に出して模索していきます。ものすごく、時間がかかりますし、マニアック!
でも、この作業がどうしても必要ですし、なかなかどうして楽しいのです。
(楽しくなかったらやっていられない(笑))

 

今回は、自筆譜、初版譜、出版譜と3種類を見比べました。
現在では、出版されている楽譜にも、沢山の種類があり、
どれを選ぶかも、個人の判断と経験に委ねられます。
(モーツァルトですと、ベーレンライター版がよく選ばれます。
オンラインで楽譜を閲覧できるという便利な時代!)

 

 

はてさて。

疲れ果てた我々を最後に待っていたのは、トモノシェフお手製のカレー♥️
生姜と大蒜と玉ねぎをすりおろし、ホールトマトと煮込む。
とても夏らしくて、野菜たっぷりの美味しいカレーでした。
さすがトモノハカセ。「昨日の残り物だけど・・・」と、
さつまいもの煮物と、山形の「だし」をお豆腐に乗せて。
わーい。いただきまーす!
音へのこだわりは、味へのこだわりにも表れています。

 

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同じ釜の飯を食うという言葉がありますが、
こうして長い時間を共にすることは、
人間同士のコミニュケーションの場であり、
音と言葉で、沢山の会話をすることになります。

カルテットは、濃厚なアンサンブルの形態であり、
リハーサルも、特にとても濃厚で、密度の高いものが必要になります。
手間ひまがかかるのなんの。音程ひとつとってみても、とても大変。
特に今回は、モーツァルトの時代のピッチ、430Hz。
(現代は、日本だと、442Hzが主流。)
半音低いと415Hzなのですが、その間の430Hz。
ビミョーな音程感で、なかなかタイヘン。。。

 

今回は、オリジナル楽器、ガット弦で、ピッチも430Hz。
可能な限り、当時のスタイルに近づけてみました。
(こうなったら、衣装も、カツラをかぶるべきか?!)

 

どんな響き、どんな質感で、お届けできるでしょうか。
素晴らしいメンバーに恵まれて、演奏できることを
とても幸せに感じています。

沢山のご来場をお待ちしております!
お申し込みは、コチラ!!!!!

 

(文責:ほんごう)

chirashi

©Noriko Honjo

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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